藤井真則のブログ

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2018年04月17日

  

がん, 免疫

「NHKスペシャル人体」で「エクソーム」を紹介していました。

 

つい最近発見された最先端の研究という紹介でしたがエクソームの存在自体は昔から知られています。私が学生のころには、つまり30年以上前にはエクソームとは呼んでいなかったですがそういうものがあることはよく話題になっていました。

 

今回の「人体」シリーズは私たちの臓器は互いに信号物質を出し合ってお互いがお互いに影響しあい密接に連絡をとりあって体の仕組みを動かしていることをCGを駆使してヴィジュアルにわかりやすく解説していました。

 

昔から知られてはいましたが何せ教科書には胃は消化、大腸はうんこ、腎臓はおしっこつくるとこ、という救いようのないレベルの話がずっと載ってきたわけですから、やっと生き物は複雑であり、ネットワーク全体として動くという人体の基本をNHKが番組にした意義は大きいですよね。

 

エクソームのCGはすばらしい出来栄えでしたが言葉による解説が少なく、どこまでCGの意図が伝わったのかなあ、、、 と。

 

エクソームというのは封筒のようなものです。

 

細胞膜と基本素材は同じですが、膜の裏打ち構造や表面に出ている「飾りもの」は異なっています。

 

封筒の中身は番組の各回に登場していた様々な信号物質そのものです。エクソームという信号があるのではありません。

 

上皮細胞さん、増殖しなさい! という信号物質EGFを、あるタイプのがん細胞が受け取ると爆発的に増殖します。こうした信号物質は単独でフリーに体液の中を循環するとは限らず、いくつもの信号物質をカクテルにしてエクソームという封筒に包み、その封筒には「宛名」に相当する目印物質がついているのです。 物質を単に体液中に放出するとどこへいくかわかりませんが、エクソームは複数の信号物質のカクテルの配合具合によって信号の意味を変化させ、また特定の組織や細胞に吸収されやすくする宛名物質をつけています。

 

(つづく)

 

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