藤井真則のブログ

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TOP > 燃料切れで旅客機が墜ちるのか

2016年12月03日

  

えとせとら

2016.12.2.

 

 

燃料切れで

旅客機が墜ちるなんて

本当にあるのか

信じられない

という疑問を

いただいております。

 

あるでしょうね。

 

このブログでは

飛行機は落雷に弱いので

コロンビア機の墜落原因として

落雷によるケースを検証するのは当然

と書きましたが、

飛行機にとって落雷は極めて危険なものであり

この数十年、飛行機の速度アップを妨げてきた

事実が、あまりにも知られていないようですので

落雷リスクについて、書かせていただきましたが

今回の事故の原因がほんとうのところ

どういうことは知りません。

 

 

落雷により、燃料タンクに孔があくというのは

「あり得る」ことです。

 

そこで引火すれば、最悪、爆発炎上となりますが

漏れるだけ、とういこともあります。

 

すると燃料は減ってしまいます。

 

 

では、シンプルに他に何の原因もなく

ただ燃料が足りなかった、ということは

あり得るのでしょうか。

 

あるかもしれませんね。

 

 

航空会社にとって、燃料を多く積むということは

それだけ、機体重量の増加となり

それは燃費の悪化につながります。

そのため、搭載燃料は

コストセーブという観点からも

厳密に管理しています。

 

航空機で海外へ貨物を運ぶ際

旅客機に積むこともありますが

どこまで積んでもらえるか

よく交渉しました。

航空会社は、出発ギリギリまで

積荷の重量と、乗客については体重は

測れませんが、人数x見做し重量とで

燃料計算を行い、乗客が一人減っただけでも

その分、燃料を減らすようなことも

やっていました。

 

といっても、十分、安全を見越して

足りないということはないように

やっている、と思いたくなりますが。

 

 

古い話ですが、かつて、ラストチョイスのNW社

と呼ばれた、世界でもメジャーな航空会社。

なんでラストチョイスなのかというと

機内サービスが悪いとか、シートが古くて汚れている

とか、いろいろありましたが、スケジュールが

あてにならないので、ビジネスマンには向いていない

という評判でした。 NW001便は太平洋航路で

たしか、成田経由でジャカルタまで飛んでいたと

思いますが、別の便名になっていたか、、、

ま、ともかく、米国のエアラインにしては

珍しく、太平洋航路を売りにしていました。

当時、ヒコーキ といえば、圧倒的に米国内便でした。

この会社、NWオリエント と言ってましたが

米国の軍人や軍属、特に、軍人の家族が任地方面へ

移動するのに、独占的に利用されていました。

つまり、美味しい利権をもっていたわけで

それで、サービスに金をかけず、売上は一定なので

ひたすら、経費削減に血道をあげていたのでした。

 

ということで、燃料もとことんギリギリに積んでいました。

 

ある時、函館が国際空港の認可を要求しました。

今では、どこでも国際空港だらけですが

当時、成田、羽田、伊丹と那覇とか、ごく一部しか

国際空港がなかった時代です。

なんで、函館? と新聞一面に仰天ニュースと

なりましたが、実際に、年間20フライト近く

国際線の旅客機が着陸していたのです。

 

NW社の燃料ギリギリ機が太平洋を西へ向かって飛び

偏西風が強い日には、強烈な向かい風で燃料が足りなくなり

函館に緊急着陸していたのです。

太平洋航路の距離からすれば、

成田まですぐですからね、それでわざわざ函館に

降りるのか、、、と。

 

私も経験がありますが、大島が噴火した時

火山灰の影響で大圏コースは危険となり

ハワイ航路に切り替えるので燃料が足りないからと

ポートランドに緊急着陸しました。

当時は、ポートランドは国内空港だったので

ドアを開けてくれないのです。

これは、国際ルールなので、函館空港でも

国際線の旅客機が緊急着陸してきても

乗客はずっと機内に缶詰。

それは申し訳ないからと

国際空港としての申請をしたいと

申し出たのでした。

もちろん、当時、太平洋航路の旅客機に

乗る乗客といえば、半端ない購買力がありましたので

何かと、買ってくれる、という読みがあったようです。

 

当時の運輸省は真面目に

この申請を取り合わなかったようですが。

 

その後、東南アジアへの派兵も減り

NW社も顧客サービスに精を出すようになりましたが

もう心配はいりません。

どこで燃料切れになってもあちこちに

国際空港がありますから。

 

 

昨今、LCCが普及していますが

ああいうのは、昔から何度も「波」が

ありました。

 

有名だったのは

保有旅客機3機

乗員含め社員はたった

24名のみの

ピープルズエキスプレス社

NYとDCの間を適当な時間に

飛ぶだけで、機内サービスは当然なし

ただ、安いのが魅力

 

これを三菱重工が買収したので

話題になったのですが、この手の

マイナーな航空会社は、山のように

生まれ、そしてほとんどが消えていきました。

 

あらゆる経費をギリギリ詰めてきたはずで

燃料だけ、たんまり積んでいるとは

考え難いですが。

 

 

なお、雷の多い地域ではどうやっているかというと

機首に、雨雲用のレーダーを搭載し、あとは目視で

積乱雲などをキャッチし、ひたすら避けて飛んでいます。

速度が落ちてくると落雷リスクは下がるのですが

ゼロになるわけではありません。

こういうことをやっていると、ますます余計に燃料を

消耗してしまいます。 着陸の順番待ちでグルグルと

上空旋回などやらせたら、これも燃料を使います。

今回も、着陸予定の空港の手前で順番待ちのため

旋回していましたが、それで燃料がどんどんなくなって

いったら、パイロットは、脂汗どころではなかったでしょう、、、

 

 

日本はやはりまじめですから

小松基地の落雷で墜落したF104戦闘機の

コックピットの実物を公開してきました。

 

海外では、エアバスA320機など

落雷の衝撃で大破炎上する映像が

放送されていたのに、それでもパイロットの操縦ミスで

片づけられてしまった事故もありました。

 

 

今回のコロンビア機も、今までのパターンなら

当初、少し情報が漏れたとしても

しばらく沈黙を守り、数か月後あたりに

事故調査委員会の報告として、落雷以外の

原因とする発表が為される、、、というのが相場です。

ただし、燃料切れで墜落というのも

業界としては表にだしたくない

雷のことはあんまり公表してこなかった

 

さて、どーするんでしょうか。

 

いつものパイロットの精神異常という手は

使えないでしょう。墜落機に燃料が残っていなかったことは

すでに、よく知られてしまっているので。

 

 

 

 

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