藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。

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2017年04月18日

  

えとせとら, 免疫

2017.4.18.

 

 

 

「月は自転しない」

と言ってしまうと

一発で、撃墜されるわけですが

余りにも稚拙で

少なくとも悪意は

感じませんし

世の中に悪影響を与えることも

おそらくないでしょう。

 

ところが、月は自転しないような話は

いくつも報道されており、実害もあります。

 

 

「原発は安全だ」

 

 

どれほど主張されてきたでしょうか。

 

まず国が基本方針として

原発は安全と決めつけてきました。

 

ところが、東京や大阪に原発をつくれ

という意見には、そんな危険なことができるかと

回答しています。

 

国際条約においても

日本は、米国から、発電用低濃縮ウランを

買わなければなりません。

 

この条約、今年の夏まで放置していれば

自動更新されます。

 

権威ある人々、専門家とされる人々も

「全員一致で」原発を安全と決めてきましたが

実際には、物理学の専門家の中には反対派も

いらっしゃったのに、国の諮問機関に選ばれる

とか、マスメディアが、反対意見を大きく報道する

ということは、ほぼなかったわけです。

 

原発については、反対という論調も昔からありましたが

大勢において、マスメディアは安全と主張してきました。

なぜ、安全と執拗に報道し続けてきたのでしょうか。

 

危険だからです。

 

危険なものを日本各地につくるのですから

安全だ、と主張し続けたのです。

 

安全なものをつくるのに

安全だと、主張する必要はありません。

 

 

事故が起こったので

安全じゃないではないか、

となったわけですが

事故が起こらなくても

原発は極めて危険です。

 

放射能は、「事実上」減らないからです。

 

もちろん、放射線を放出すれば減るのですが

プルトニウム239がα線を放出して

何万年もかけて、やっと何割へった、

と思っても、今度は、ウラニウム235に化け

放射線を放出する頻度は下がりますが

速中性子を放出し、半分に減るのに7億年かかります。

この速中性子が水などに衝突して熱中性子に化けてから

ウラニウム238に衝突すると、プルトニウム239に

化けます。 元に戻ってしまいました。

 

こういうものを大量につくってしまいました。

 

完全に封じ込めるのは無理です。

宇宙空間とか、「異次元」とか

そういうレベルで移動させない限り

地球の三次元空間内にある限り

地下深くであろうが、どこであろうが

必ず拡散します。

 

除染で、放射能が減ることはありません。

放射性物質は、除染によって、むしろ「増量」されます。

増量された分だけ、平均としては「薄く」なりますが。

 

 

こういった話は、月が自転するかしないかより

もっと基本的な物理法則です。

 

 

 

医療となると、物理学より話は複雑ですから

相当、大胆に、月は自転しないレベルの主張をしても

すぐには撃墜されません。

 

 

 

「有効性と安全性が確認されたら保険診療」

 

 

国のお役所の方々や、保険診療医の方々も、

こうおっしゃり、マスメディアの論調にも

この手のものが多いのですが、

 

「少し考えれば、ばれる嘘」 です。

 

原発が危険なのは放射線が人体に有害であるからこそ

ですが、放射線療法ががん治療として行われています。

 

あれは「危険」です。

 

発がん作用もあります。

 

放射線療法は、危険だけども、有効性はあるので

やっていい場合がある、とういことです。

 

抗がん剤も危険です。

 

がんの治療薬は、危険ですので

健常者への投与試験は免除されています。

極めて危険だからです。

 

それを「安全性が確認されたら保険診療」と言って

のけるのですから、月は自転しないレベルに近いものがあります。

 

 

有効性についても然り。

 

 

がんの治療薬といえば、分子標的薬。

これが世界の常識。

日本では、相変わらず殺細胞剤(いわゆる抗がん剤)が

未だに「主役」の座に座っています。

 

世界標準のがん治療薬が、日本では、なかなか

保険適応になりません。

一部の部位になっても、主役にならないのは

使用制限と、適応部位の狭さの問題です。

 

世界の標準治療でさえ、日本では概ね保険診療にならない

 

 

これが、ごく普通に物事を見た時の事実です。

 

世界という視点をもてば、当たり前にわかることです。

 

日本の国内しか見ないと、世界標準のがん治療薬が

日本では保険適応になかなかならない現実に

気付くこともないのかもしれません。

 

しかも、ADCC活性により、NK細胞の活性を

高めることで、抗腫瘍効果を発揮するものが

優先的に開発され、日本でも、2000年ころから

ボツボツ、保険診療に組み込まれています。

 

ADCC薬をみつけるのが得意なジェネンテック社の

企業価値は、10兆円を超えます。 武田薬品の3倍以上。

世界は、NK細胞を中心に廻っているのです。

 

NK細胞こそ、がん治療の世界では、中心にある「太陽」です。

薬は、廻りをまわっている惑星です。

 

日本のマスメディアは、三大療法が太陽であって

これは自転しないのだ、と。

免疫細胞療法は、彗星くらいの扱いです。

彗星でも、たまに当りますから、それ以下の扱いかも。

 

 

世界標準のADCC薬の名前を聞いても

名前には、NK細胞って書いてないので

わからないのかもしれませんが

免疫という言葉がついている

免疫チェックポイント阻害薬が話題になると

なんと、

「初めて有効性が確認された免疫治療」

という救いがたい大嘘をつきます。

 

自分はがん治療薬のことは何も知らないと

言ってるようなものです。

 

 

名だたるがん専門医療機関のプレスリリースには

分子標的薬が奏効するかどうかの決め手となる

体内のNK細胞の活性をもっと簡便に測定する

手法を開発している、、、 というのもありながら

情報サービス部門が作成するHPには、

ADCC薬という自分のところでも昔から

処方している世界標準の

免疫治療薬のことが、ろくに書いてありません。

 

 

 

さて、インフルエンザでしたね、タイトルは。

インフルエンザ予防対策として、

ワクチン、うがい、手洗い、マスク、、、

 

こういうのに、何の根拠もないことを

時々、このブログにも書きましたが

数年前は、マスメディアに属される方々から

ご非難、ご誹謗をいただきました。

 

今はどうでしょうか。

 

 

うがい、手洗い、マスク こういったものは

日本独自の風習であって、特に根拠はない、という事実を

国も認めるようになり、自治体もキャンペーンを

張らなくなり、マスメディアも以前ほどは

騒がなくなりました。

 

それでも、まだ、病院などでは

消毒液で手を洗う「おまじない」が

行われています。

 

 

さて、インフルエンザに限りませんが

ワクチンは自由診療です。

 

免疫細胞療法のことを

国が認めていない自由診療で行われる、、、

という形容詞をつけていた論調が多かったですが

このところ、影をひそめてきました。

 

国は、自由診療を認めています。

 

これが事実です。

 

 

ワクチンも自由診療です。

保険診療ではありません。

 

 

有効性と安全性が確認されたワクチンであっても

保険診療にはなりません。

 

国が強制力をもって、接種を義務付けると

それは公的な財源から、助成金を出す、ということであって

任意接種の場合、かつては助成金もなく

費用は全額、本人負担でした。

今は、任意接種であっても助成金を出す仕組みがありますが

自由診療であることにかわりはありません。

 

かつて、インフルエンザが流行する季節が近づくと

ワクチンを接種しましょう、とマスメディアの呼びかけが

目につきました。

インフルエンザワクチン、少なくとも

皮下に接種する不活化ワクチンで、

血液中の中和抗体の誘導を目的とするもの、

つまり日本で使われている

非常に特殊なインフルエンザワクチンに関しては

予防効果は認められません。

原理的にも予防できるわけありません。

中和抗体は、ウイルスを排除しませんし

ましてや血中中和抗体は、粘膜上皮細胞内で

感染が成立するインフルエンザウイルスと

通常、接触することもありません。

 

この科学的事実は、ずっと一部の専門家によって

主張されてきましたが、数十年、無視されてきました。

 

 

ようやく、国も、予防効果がないことを認めるようになり

ようやく、マスメディアも、予防効果がない事実を

記事に書くようになりましたが、未だに、「間違っている」

ものがほとんどです。

流行する型を読み間違えると、効果がでない、、、

こういう記事が多いですが、「型」は関係ありません。

原理的に効果を発揮できないものであり

臨床上も効果が確認できないのです。

 

最近では、インフルエンザワクチンは

重症化防止を目的とする、と説明されます。

ウイルスが血液の中にまで侵入し

そこから脊髄に入って、、、 と重症化する

過程では、血液中の中和抗体と接触するではないか

という「理屈」をもって、重症化防止が

できればいいのだが、と願望を述べているに

過ぎません。

実際には、効果は確認できません。

高齢者の施設で、ワクチン接種した人より

しなかった人の方が、遥かに死亡率が高かったとする

報告がありますが、ワクチン接種した人は元気だったのです。

しなかった人は、したくなかった人もいたのでしょうが

熱を出していたり、健康状態がすぐれず、接種しなかった人も

含まれます。 すると、後者の方が死亡率が高い

 

当たり前です。

 

統計学の教科書に載るような

典型的なバイアスの例です。

 

 

だから、国も「目的とする」と言ってるのです。

「重症化を予防します」とか

「重症化を予防できます」とは言ってません。

 

さて、インフルエンザ予防ワクチンは、ワクチンですから

自由診療で実施されます。

あれ、どこいっても2500円、これまずいですね。

実際、某医師会が価格協定で摘発されてしまいましたが

私は、そんな悪意があってやったんだとは考えていませんが

一応、自由診療だと価格も自由設定になるので

どこでも同じ値段だと、カルテルだと言われかねません。

お医者さんにしてみれば、そんなこといったって、、、

値段かえたら、その方が文句いわれてしまうじゃないか、、、

でしょうね。

 

さて、自由診療でワクチンの接種をした人でも

実際にはインフルエンザに感染する人は、感染します。

ワクチンに予防効果はありませんから、ここまでは当然。

で、どうも風邪だな、、、 と病院へいきました。

インフルエンザです、と診断されました。

その時、保険診療で、薬をもらい、診察料も

保険診療でした。

 

 

混合診療規制違反の疑いがありますよね。

 

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