藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。

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2016年09月18日

  

えとせとら

2016.9.18.

米国大統領選挙というと
必ず、ではありませんが
しばしば、国際紛争の発生
あるいは、紛争地域の焦点がシフトする
ということが起こってきました。

ビル・クリントン大統領誕生の時には
かなり無理むりなやり方で
イラクに向け巡航ミサイル150発以上が
撃ち込まれました。

この場合は、紛争が発生というより
強引に起こしたわけです。

オバマ大統領の時は
「日本の健康保険制度は素晴らしい」
が第一声で、国際情勢に大きな変化は
ありませんでした。

米国の保険会社AIGグループが
88兆円もの新株予約権を
連邦準備銀行に買ってもらった
直後でしたので、医療保険をどうするか
ということが最大の争点でした。

シリアへ空爆する、とオバマ大統領が
言い続け、実際に、そうなりましたが
大統領選挙とはタイミング的に
関係なく実行に移されていきました。
このところ、急速にシリア関係の報道が
減っています。
かといって、実際に、
シリアに平和が訪れたのではありません。

こういう時は、紛争地のポイントが
シフトする時、、、 ということが
懸念されます。
折しも、北朝鮮が、核実験を実施し
10メガトン級の核爆発が観測された
と報道されていますが、特別な根拠の提示もなく
「核弾頭」の開発に成功とも
報道されています。

核爆弾と核弾頭は、技術的に雲泥の差があります。
貨物船に積まないと無理、という大きさや重さが
あったとしても、核爆発を起こすなら、これは
核爆弾です。

核弾頭というと、小型化、軽量化され、
ミサイルの弾頭などに取り付け可能で
大気圏再突入時のマッハ20を超える
猛烈なスピードによる発熱や振動に
耐える丈夫なもので、安定して目標に
向かって落下する必要があります。

弾頭の材料としては、よく劣化ウランが
使われますが、大変、硬いもので
精密な工作には高度な加工技術が
求められます。
実際に核弾頭まで開発されたかどうかは
諜報活動によって確認するか
あるいは、試射された実物を
回収するしかありません。

もしくは、本物を発射し、爆発したか、、、

ともかく、北朝鮮脅威論が、改めて
首をもたげてきています。
そこで気になるのは
CFRの 北朝鮮空爆論 です。
CFRというのは、

The Council on Foreign Relations

外交問題評議会という組織ですが
ここが、北朝鮮を空爆というオプションを
視野に入れることを提言しています。

CFRは、そこらへんの組織ではありません。

ここが提言することは、過去にも、実際に
実行に移されることが多かったため
私も以前は、CFRが発行する機関誌

Foreign Affairs を原文で読んでいました。

ある重要なことで議長に手紙を
発送したら、ちゃんと返事がきたことも
ありました。

インパクトのある投稿に
この人は誰だろう、と思っていたら
後に、大統領に就任した、、、、
ということもありました。
さて、CFRの提言が一般メディアにも
リリースされる一方、
マンハッタンで爆発事件。
まだまだ、どうなるのかわかりませんが
ヒラリー・クリントン大統領誕生に向け、
何かの儀式が準備されているのでしょうが
中東の火種が沈静化されていくのであれば
次は、東アジアの火種がどうなるのか
目が離せません。

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