藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHP(リンクをお願いします)をご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。

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2011年03月15日

  

えとせとら

2011.3.15.

非常時にしばらく書き込みを
中断して、失礼しております。

遅ればせながら、お悔やみ申し上げますと
ともに、何とか被災地の方々が少しでも
希望をもってお元気になられることを
祈念します。

今後、治療予定の患者さんの方々は
ご無事は確認できていますが、移動が
大変で、まだまだ予断をゆるしません。
もちろん、やれる限りのことはやりますが、
それにくわえ、どうか、みなさま、
ご幸運に恵まれますように。

このブログでこれまで書かせていただいた話の中では
アウシュビッツ強制収容所という絶体絶命の危機の中でも
星をみて美しいと感じた人、ガス室に向かう途中の地面に
小さな花をみつけ、その美しさに感動した人、こうした人々が
奇跡的に助かった話や、日露戦争前後に世界を震撼させた
日本人の精神などに関係する話を書くつもりだったのですが
圧倒的に、ご質問をいただくのは、原子炉についてのものです。

こういう時は心に灯がともり、未来を創り上げていくことが大事で
あまり、陰謀めいた話とか、悲惨、悲惨と騒ぐことはどんどん
マイナスのスパイラルにはまるのでよくありません。 なのですが。

原子炉の話、、、 ひとことで言うと危険なんですよ。

原子炉はそもそも危険なもので、なんであんなものを
大量に建設したのか、という問題が根底にあり、このブログの
昔のものを読み返せば、なぜ、オバマ大統領が即座に動き、
まだほとんど全体像を把握できる情報さえなかった時点で、
なぜ、原子力空母が直ちに震災直後に三陸沖へ急行したのか
背景をお分かりいただけると思います。ですが、そういう
裏の話は、今はやめておきましょう。

世界は、今後のエネルギー政策全面見直しを「回避すべく」
大騒ぎをしているのですが、そんなことより、今は
被災地の復興第一です。

専門家の方々も含め、いろんな書き込みがありますから
あえて、書くつもりはなかったのですが、TVをみていると
たしかに、無茶苦茶なことを言ってるものもあります。

少なくとも、「核爆発」の危険はありません。
燃料の低濃縮ウランは、どうなっても、核爆発を
起こすことはありませんので、原爆と同じ危険が
あるのではありません。

では、放射能は、というと、これは、危険があります。
既に、炉内の物質が外部に漏れていますし、今後、
炉材が溶けて、お互いに接近すると核反応が激しくなり
温度上昇→水素発生→爆発、あるいは高熱による
炉壁の損傷となる危険があります。
完全にコントロールできる原子炉なんてありません。
そんなものをつくってしまったのは、いまさら、言っても
しょうがないですが、危険なものを安全という癖は
いい加減にやめてもらいたいです。
誰がみても、とんでもないことが起こっているのが
もろばれるような狼狽ぶりがTVにまで映ってしまってます。
どういう危険があるのかは明確に認めるべきでしょう。
原子炉から漏れる放射性物質は、基本的に重金属です。
ガス化はしません。キセノンというのはガスなので
遠くまで飛びますが、量はしれています。
他にも種類が多いので、中にはガス成分もありますが
圧倒的に量が多いのは重金属と、重い原子です。
これらは塵として舞い上がるものですから
外に出ない、衣服や体を洗浄する、原子炉の風下からは
遠ざかる、といった埃対策が基本です。津波の後に
勘弁してほしいですが、大量の水で洗うのが基本です。
放射性物質が大量に体につくとどうなるのか。
白血病の発症率が上がる、とされていますが
妊婦さんや新生児への影響はよくわかりません。
どの程度か、それは正確には分かりません。
科学的には、明確に、「これ位」危険ということは
言えません。 幸い、漏れた量が少なければそれでよし、
多ければ、被曝したあとから騒いでも遅いのです。
放射能というのは、人間の体内にも存在し、
自然界にも常に、ある程度は存在します。
普通に暮らしていても、多少はあるものです。
弱ければ、どうということはない、強ければ
危険度が増すわけですが、かなり強くなってくると
白血球数減少といった症状がでてきます。
それ以下の影響の場合、ほんとに長期的に
どの程度、問題なのか、正確なことは
誰にもわかりません。
放射能は測定できるのですから、
迅速に、複数点での測定を行い、
また、空気中の原子炉由来の放射性物質の
測定もできるのですから、何よりも、
データを公表し、科学的な影響は正確には
分からないこと、ただし、一応の安全基準はあるので
それに対して、どの程度、強いレベルか、といった
事実を公表すべきでしょう。
これをしないから、「ヤバい!」という空気が
どんどん醸成されているのです。
これで、あとから実は結構漏れてました、
となると、もう、人々の気持ちがバラバラになったり
対立ムードになったり、最悪の方向へと向かいます。

災害が起こってしまったら、どれだけ、人々の心が一つに
なるかで、その後の被害が大きく変わります。
国民全体は、厳しい状況でも落ち着いて行動し、
日頃、苛々した空気を放つ都心でも、心穏やかに
他人を気遣う空気があります。
その中で、原子力に関する広報が気になります。
安全ですとごまかさずに、ここまでの危険が最大あり得る、
ただ、今は、放射線量はここまで、納得感のある発表を
してほしいものです。

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