藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHP(リンクをお願いします)をご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。

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2015年11月04日

  

えとせとら

2015.11.3.
 
 
 
NOXは、何が問題なのでしょうか。
 
大気中のNOXが、高濃度となり
気温や太陽光の強さなど、
一定の条件がそろってしまうと
光化学スモッグが発生する
と考えられています。
実際、言われている条件下で
網膜上の傷が拡大し
充血していく映像を
撮ることができます。
 
目の網膜は、外から「見える」ので
人体実験が容易に行えます。
 
 
光化学スモッグは最近また
復活してきていますが
かつてのような猛威を振るう
ほどではありません。
 
私が、小学校を卒業した翌年から
大阪市内の小学校は窓を開けてはだめ、
ということになり、全室完全冷暖房に
なりました。光化学スモッグ対策です。
私も、夏はひっくりかえっておりました。
喘息もひどかったのと、大阪市は
公害認定病指定地域でしたので
公害認定病患者になるかどうかという
検査を受けた記憶があります。
 
 
今日、NOXの問題は、大気中よりも
水質汚染です。
 
NOXが水にとけると
硝酸性窒素という呼び方にかわりますが
これは、一酸化炭素中毒よりひどいことに
なります。
 
 
かつて、ドイツの収容所で
最初のガス室の犠牲者は
自動車の荷台に詰め込まれ
排気ガス中の一酸化炭素の
中毒で倒れた方々でした。
 
一酸化炭素は、赤血球のヘモグロビンに
結合すると、なかなか離れません。
結果的に、赤血球が酸素を運べなくなって
酸欠となります。
 
硝酸性窒素は、一酸化炭素以上に
ヘモグロビンに強く結合するので
一度、ついてしまうと、どうにもならなく
なります。
 
 
ほかにも、胃の中で、ニトロソアミンという
強烈な発がん物質に化けるとされています。
 
 
 
かつて、米国では、ブルーベービー症候群という
悲惨な疾病が社会問題になりました。
地下水に含まれていた硝酸性窒素により
赤ちゃんが酸欠状態のまま産まれ
青い顔をして死んでいるので
このような病名がつきました。
 
この事件は、自動車産業というより
農薬や化学肥料が主な原因と
考えられています。
 
農薬も化学肥料も大量の窒素が
含まれていますので、
やがて地下水脈に染み込み、
硝酸性窒素の濃度をあげることに
なります。
 
日本の援助も深刻な事態を引き起こしました。
 
アフリカの子供たちに水をあげよう、と
援助隊が井戸を掘りにいくのですが、
これがとんでもない惨事を引き起こします。
大気圧の関係で、7m位の井戸を掘ります。
すると2万円の手押しポンプでも
水をくみ上げることができます。
10mともなると、大気圧と拮抗しますので
水をくみ上げるのには、電動ポンプなどが
必要になります。
人力で簡単に水をくみ上げることができる
実用的な井戸を掘ってあげました、
これで、「いいことをした」 と思うわけです。
 
 
ところが。
 
 
水がでれば家畜が集まります。
 
牛は、人間の数十倍もの「窒素」を排泄します。
家畜に、ここは井戸だから、ここでやってはダメ
などと躾ることはできません。
やりたいところで、「垂れ流し」ます。
これが地下に染み込み、硝酸性窒素濃度が上昇します。
すると幼い子供から酸欠で倒れることになります。
 
 
自動車の排気ガスは
どこかにピンポイントに
硝酸性窒素池をつくるわけでは
ありませんが、確実に、地下水の
硝酸性窒素濃度は上昇し
残念ながら、我が国の「自然水」
はほとんど飲用不可なレベルの
硝酸性窒素によって汚染されています。
 
こうなると、かつては、笑い話のように
言われていた
 
「日本でも、いつか、お金を出して
 ペットボトルの水を買って飲む時代がくる」
 
こういうと、おもしろい冗談を言うやつがいる
と馬鹿にされたものです。
 
 
ぜんぜん、おもしろくない話だったですが、
フィルター濾過によって、硝酸性窒素とともに
重要なミネラルをほとんど取り去ってしまった
「カス」のような水を、皮肉にも
ミネラルウォーターという名前で
買って、飲む「非常事態」となっています。
 
 
 
もっとも、近年、畜産業が、コストダウンと
悪臭対策もあって、平地から山間部へと放牧地域を
移しています。 
牛は、腸内細菌や原生動物の働きで
大変、効率のいい消化や栄養分の体内合成を
行います。 
哺乳類の進化は、消化管を一つの
基準にしますが、人間やネズミより、牛の方が
遥かに進化しています。 
(馬は、人間より下等です)
結果的に、牛の窒素固定の効率は圧倒的に高く
牛の排泄物には、人間のそれより、30倍以上もの
窒素分を含んでいます。
 
山奥の綺麗な清水の大半が硝酸性窒素で汚染されているのは
自動車産業ばかりに責任があるのではありません。
 
硝酸性窒素問題は、大変、深刻な環境問題ですが
中々、表沙汰になりません。
取り締まる側の役所が、大量の硝酸性窒素を
放出している側でもあるからです。
まともに検査したら、下水処理場の排水は
一発でアウトです。 
当然、自分で、自分を熱心に取り締まったりは
しませんので、所謂、「第五次窒素総量規制」という
規制がありながら、これをまともに守る事業者は
稀で、日々、大量の硝酸性窒素が、環境中に
放出され、私たちの淡水資源の汚染が進んでいます。
 
 
フォルクスワーゲン社にしてみれば
NOX問題を処理できないのは
自社だけではないけど、と言いたい気持ちも
あるでしょうが、自動車産業にしてみれば
別に、うちの業界だけが、
やってるのではないけど、
と言いたくもなる….
そして、誰も責任はとらない....
 
 
 

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