藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。

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2009年08月03日

  

えとせとら

2009.8.3.
 
 
混合診療問題に対して、たとえ小さくても孔を開けんものと、
京都地方特区の申請をしております。
 
京都において、がん患者が自由診療を選択する場合に限り、
混合診療を認めるよう要請しました。
 
 
申請は、社団法人ニュービジネス協議会の支援のもとに行いました。
 
 
以下が、申請趣旨です。
 
 
国民の3人に1人が、がんで亡くなる今日、
健康保険適用となる標準治療だけで、
がんを克服するのは困難な場合が多く、
保険適用の治療法がない「がん難民」が数多く存在します。
他の主要な疾病と異なり、がんの死亡率は下がる傾向を見せず、
治療の副作用による合併症に苦しまれる患者さんが続出しています。 
行き場のないがん患者さんは必死に代替医療を探されます。
弊社では、京都に細胞培養センターを所有し、
在京都の医療機関がこれを用いて、がん免疫細胞療法を
実施しております。 
 
自由診療である当該療法を望まれるがん患者さんにとって、
混合診療規制は重大な障壁となります。  
① 標準治療による激しい合併症を発症しておられ、
  大病院での保険診療による合併症のケアと、
  自由診療である免疫細胞療法によるがん治療との
  二者択一を迫られてしまう。 
➁ 自由診療である免疫細胞療法を選択した場合、
  一般的な検査費用や入院費用まで全て
  自由診療となり高額の費用負担となる。 
③ 免疫細胞療法と分子標的薬等の併用を望まれても、
  薬剤使用に健康保険を使えず、高額な費用負担となる。
 
患者さんの病状、治療暦、さらには経済的事情と言う別次元の要素も含めて、
状況は千差万別であり、しかも状況に合わせた適宜治療を余技なくされるため、
治験を前提とする先進医療制度を適用するのは無理があります。
京都にはiPSの研究拠点もあり、新しい医療を実際の臨床に
適用するには柔軟な制度運用も重要です。
細胞医療の世界的中心を目指す京都にて、
既存療法と先端医療との最適な組み合わせを
模索できる環境作りは、患者、医療現場、
産業界いずれにとっても有益です。
 
 
これに対し、おおかた予想通り、拒絶の回答がきました。
 
 
 

保険診療と保険外診療の併用については、

① 患者に対して保険外の負担を求めることが一般化し、

  患者の負担が不当に拡大するおそれがあることや

② 安全性・有効性等が確認されていない医療の実施を

  助長するおそれがあることから適切ではなく、

  一定の適切なルールを設定し、その枠組みの下で

  実施することが重要であると考えている。

新規の医療技術に関しては、将来的な保険導入のための評価を行う目的で、

安全性・有効性等が確認されたものについて、保険診療との併用を

認めているところであり、このような制度を適切に活用して

対応していくべきものと考えている。

 

 

 

まず、①ですが。

患者の負担が不当に拡大するおそれがある、、、????

今、実際に、標準治療ではどうにもならず、

自由診療を求めている人が多いのです。

混合診療規制があるが故に、

保険を使えるはずの検査や、

合併症の措置まで全て自由診療となり、

患者さんは、高額の費用負担を強いられているのです。

「拡大するおそれ、、、」ではなく、「今、不当に高額医療負担」を

強いられているのです。

 

➁について。

安全性・有効性が確認されていない、、、、というのですが。

標準治療は、確実に重篤な副作用を招きます。

つまり、安全ではないことが確認されているわけです。

有効性はどうでしょうか。

遠隔転移を伴う末期進行がんの5年生存率は、胃がんなら

3% (100人に97人が亡くなっています)、概ね、数%程度の

生存率しかなく、しかも、「生存」といっても、辛うじて生命を

維持している方が大半です。 

最新の新薬のエビデンスというのは、

 

(従来の標準治療) vs (従来の標準治療+治験対象の新治療)

 

この両者を比較して、生存期間が、2-3ヶ月延びれば、

「効果あり」としています。 大体、治験を始めて2-3年以内に

患者さんは、殆ど亡くなられるのです。 その中でも、1月、2月、

寿命が延びたことをもってエビデンスとしているのです。

科学的に物を考えるならが、(何も治療しない) vs (新治療単独) を

比較すべきですが、そのようなデータは殆ど存在しません。

 

これでは、いつまで経っても、従来の標準治療が否定されたり

再評価されることがありません。 標準治療同士を比較して

1月延命、2月延命と僅差の勝負を演じているのですから。

 

しかも従来型の標準治療は、短期的な腫瘍縮小効果をもって

エビデンスとし、承認されてものです。 現在、一時的な腫瘍縮小効果は

エビデンスとして不適切とされています。 効果証明の原点が崩れているのに

何故、再評価・承認取り消しにならないのでしょうか。

 

 

安全性と効果が確認されていない治療、、、、

極めて危険であり、殆ど効果がないことが確認されている

標準治療よりはマシと思いますが。

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