藤井真則のブログ

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2017年06月03日

  

えとせとら

2017.6.3.

 

 

 

トムクルーズ主演映画トップガンの続編、

ほんとにそういう名前なのかどうかは

知りませんが、トップガン2 というのが

制作開始になるんだ、と、話題になっています。

 

30年前に公開された映画ですが

若いころのトムクルーズ人気、

当時としては画期的だった、

ジェット戦闘機の格闘戦シーンの迫力

また、次々に繰り出されるアップテンポな音楽が

カーステレオの定番として定着したこともあり

若者中心に男女を問わず、

幅広い層に浸透していきました。

 

当時はなかったと思うのですが ???

もし流行語大賞があったなら、

トップガンが選ばれたと思われるほど

日常生活にも、正確な狙いを意味する言葉として

広く使われていました。

 

 

なお、トップガンというのは

かつて、実在していたのですが

映画の内容とはかなり違ったものでした。

 

火器管制コンテスト

機関砲や無誘導ロケット弾を中心に

各飛行隊から選抜された腕利きが集まり

航空機搭載兵器の射撃技術のコンテストの

優勝者や、コンテストそのものを

トップガンと呼んでいました。

空中戦をやっていたのではありません。

 

 

仮想ミグ戦闘機と、

ドッグファイトを実施する訓練は

行われてきましたが、

イメージとしては、こちらが

映画のトップガンの

訓練シーンに近いものがあります。

ただ、当初の訓練の趣旨は、

ミサイルの撃ちあいというより

格闘戦による機関砲の射撃や回避です。

 

お互いに相手のお尻をおっかけまわし

後ろから、機関砲を浴びせたり、すっと

射線をかわす訓練です。

 

ミサイル万能主義に陥った米空軍が、

ベトナムの実戦では

小回りの利くミグ戦闘機に執拗に追い回され、

機銃掃射を受けて

実際に撃墜されるケースもありました。

そんな中、奮闘したのが、AD1スカイレーダーという

プロペラ機で、しかも戦闘機でなく、重鈍な攻撃機です。

対空ミサイルはもってなくても

機関砲を積んでいました。

 

トンキン湾のヤンキーステーションに

集中展開する米空母機動部隊は、

ハリネズミのように対空ミサイルで

防御されていましたが、

北ベトナムの高速艇3隻が機銃掃射してきた際

あれ? ああいうの、撃つ兵器は積んでない、、、と呆然。

まさか駆逐艦で体当たりでもするのか、、、

という事件も反省を促すことになりました。

 

 

どこの世界も同じようなものです。

がん特異抗原をミサイルで狙い撃ち、というと

世界中が、同じテーマに取り組み、

遺伝子組み換えといえば、みんな遺伝子組み換え

T細胞と言えば、みんなT細胞

樹状細胞だ、といえばみんな樹状細胞

今なら、iPS細胞でしょうが、

これだ、と話題になると殺到するのですが

研究者のフィーバーをよそに

ひたすら増殖を続けるがん細胞という現実。

がん細胞を狙い撃つ細胞を忘れてしまう

研究者がいつ反省するのか待ってもおれず

ひたすら、NK細胞が、

がん細胞とのドッグファイトに

日々、取り組んでいます。

がん細胞を狙うミサイルは存在しないのですから。

 

 

 

さて、格闘戦「ドッグファイト」は、

空中戦の基本として

原則、現役の全戦闘機乗りが、

この手の訓練を受けることになりました。

 

映画では、その辺は、選ばれたエリートが、

あらゆる能力を駆使して

空中戦を戦い抜く、

と言うお話に脚色されています。

 

 

もっとも、時代とともに、訓練の性質も変わり、

最近では様々な状況を想定した訓練や、

実験が行われています。

 

 

トップガンに登場した米国海軍の

グラマンF14Aトムキャット艦上戦闘機。

ベトナム戦争に一応、参加し、その後、

およそ30年間、現役でした。

戦闘機としては、短い一生を終えました。

ベトナム戦争が終わるころに登場した他の戦闘機は

まだまだ、現役バリバリです。

日本の自衛隊の主力戦闘機もそうです。

 

圧倒的な空戦性能をもつF14がなぜ

最初に退役したのか。

 

通常の戦闘機がもつミサイルの

およそ10倍の射程距離をもち

当時、一機の目標機をロックオンして

(この言葉も、映画トップガンが一般に

広め、恋のロックオンなど、当たり前に

使われるようになりました)

レーダー波を浴びせ続け、反射してくる

レーダー波をミサイルが追いかける、

そういう誘導が基本だったのに対し

つまり、一度に一発のミサイルか

せいぜい2発を同じ目標に対して

撃つことしかできず、しかも

目標機にレーダー波を向け続ける必要が

ありました。 (今はちがいますが)

 

その点、F14が6発も搭載する大型ミサイル

フェニックスは、ある程度、プログラム通り

自分で中間誘導し、高高度に上昇し

今度は急降下して、マッハ3以上に加速しながら

自分のレーダーで敵機を正確に捕捉、

自身を誘導していきます。

撃った後は、忘れていいのです。

 

数百の目標をスキャンし、24目標を同時に

ロックオンし、6発の長距離ミサイルを

ほとんど間隔を空けずに発射、撃ったミサイルの

ことは忘れて、残りの普通のミサイルや機関砲は

いつでも使える、こういう優れものでした。

 

他にもいくつも他の戦闘機にない特徴を持ちます。

 

最大の任務は、ロシア軍が、空・海上・海中

様々な次元、方位、距離から発射し、

1分30秒以内に一斉に、

米機動部隊に着弾する数百発もの

対艦ミサイルの嵐から

艦隊を防御することでした。

 

ところが、F14は、爆弾を持てないので、

対空戦闘能力をそれほどもたない一般市民や、

ゲリラ集団に対して、

一方的に空から爆弾の雨を降らせる現代の戦争

(非対称戦)に移行してから、空中戦専門の

F14は無用の長物になったのです。

 

もっともイラン空軍では、F14が現役です。

 

トップガン2 イラン空軍全面協力により

ほんもの現役のF14多数登場!

ってなるのかしら。

 

 

イランを悪い国のように言う風潮がありましたが

そういうのは、米国側の都合次第。

かつては、最愛の同盟国でしたので

虎の子のF14を供与したのです。

 

イランだけです。

 

日本やイスラエル、韓国には、F15を売って

F14は売りませんでした。

もっと安いF16は、様々な国に売却しました。

私もよく、F16の代金回収を手伝わされました。

国によって、F16買っておきながら

肥料で払ってくるのです。

肥やしは要らんぞ、という戦闘機メーカーの

ご要望に応え、どこかで、使える物に

替えないといけません。

今では、ボーイングは自分で飛行機を

輸出するようになったので

米国最大の輸出商品ジャンボ機を輸出する

ボーイングが全米国企業の中で輸出総額首位ですが

それまでは、肥やしは要らない米国の航空機メーカーは

自分で輸出をやらなかたったので

日本の商社の米国子会社MIC社が

全米企業中、輸出トップでした。

 

イランは、欧米のどこも装備していない

最新兵器を集めていました。

世界で最も厚い楯と言われた複合装甲を

もつ戦車チーフテン・シャーイラン。

開発した英国自身が、値段が高すぎることを

理由に採用を渋っていたものを、イランが

購入したのです。

この時点で、イランは、如何なる戦車砲も

対戦車ミサイルも跳ね返してしまう

世界最強の戦車を保有する国になりました。

また、世界最強と言われた

改良型スプルーアンス級駆逐艦という

米国にもない米国製の駆逐艦も保有していました。

 

 

大国の都合とはこのようなものです。

 

米国のご都合が変わったあとも、イランはF14を

使い続け、今も現役です。

 

 

 

 

 

 

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