藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
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TOP > SM3新型弾道弾迎撃ミサイル迎撃失敗

2018年02月02日

  

えとせとら

2018.2.2.

 

不思議なタイミングで

防衛大臣が弾道弾迎撃ミサイル

SM3ブロック2a の迎撃試験が

失敗したと発表されました。

 

何回も試験をするわけで

多少の失敗はよくあること

むしろ開発初期段階では

普通は失敗するので

わざわざなんで今、そんなことを、、、

 

 

このミサイルの開発には日本も

予算を割り当てており

購入予算も計上されていますから

途中経過を質問されれば答えないと

いけないですからそれだけのことかもしれません。

 

ただどうにも気になることがあります。

 

このミサイルはこれまでと全く異なる原理の

技術を採用というより、基本的には

従来のものを大型高速化した、というものです。

簡単に言うと大きくして燃料をたくさんつみ

スピードを速くし

射程距離を伸ばし迎撃高度によっては日本本土から

発射して北朝鮮全土や中国の一部をカバーし

迎撃高度を高くすることで

北朝鮮が米国本土を狙って発射した

弾道弾ミサイルを日本の上空か

少なくとも東アジア圏内で

迎撃しやすくなるいうことです。

 

長射程の高精度な迎撃を実現するためには

北朝鮮近海にはりつくイージス艦と

日本本土など各地から発射されるミサイルとの

リアルタイムのデータリンクが必要ですが

そのための改良作業が先行して進んでいます。

これはミサイルというよりイージス艦の

コンピューターシステムのアップグレードが

基本です。

一連の改良作業が完了すれば一隻の

イージス艦が他のすべての同様のプラットフォームから

発射されたミサイルを制御でき、また

従来型システムでは弾道弾迎撃中に航空機や

巡航ミサイルに自艦が狙われると対応できなかったのが

弾道弾迎撃と航空機・巡航ミサイル迎撃を

同時に制御できるようになります。

つまりそれだけ北朝鮮に接近できるわけです。

 

イージスシステムというのは探索・誘導システムの

ことであって、使用するミサイルが

スタンダードミサイルMRだったら射程30キロほど。

駆逐艦が自分に近づいてきた敵の航空機を迎撃する

ものです。 これが射程延長型のERだったら

艦隊全体を防空できる80キロくらいの射程になります。

 

自衛隊をはじめ

日本近海にいるイージス艦は全鑑

スタンダードミサイルのシリーズであっても

弾道弾迎撃用に大幅に改造された

SM3を搭載しています。

 

弾道弾迎撃ミサイルは航空機用のものとは

「別次元」の改造を加えたもので射程距離もけた違いです。

パトリオットミサイルの弾道弾迎撃型は

射程数十キロしかありませんが、

イージスシステムで制御する

スタンダードミサイルの場合はどんどん射程を伸ばした

タイプが開発されており、1000キロとか2000キロ、

さらにそれ以上を狙っていくものです。

 

ほとんど真上から落下してくる弾道弾を迎撃する場合

爆薬の衝撃波をすり抜けるスピードであり

またウラニウム238やタングステンなどの塊である

非常に硬い弾頭を直撃で破壊する必要があるため

迎撃ミサイルも非常に硬い弾頭を正面衝突させます。

 

航空機迎撃とはけた違いに精度が要求されます。

 

ところが米国本土を目指して飛んでいく弾道弾を

日本の上空で迎撃するなら、多少軌道を狂わせるだけでも

米国は助かります。

このあたりが盛んに議論になってきたことです。

弾頭を破壊する必要がどこまであるのか、

いやもし破壊できなかった弾頭はどうなるのか

日本の上空に落ちてくるのか、、、、

 

そもそも日本は北朝鮮の弾道弾攻撃を

迎撃ミサイルで防げるのでしょうか。

 

一言でいうとほぼ不可能です。

 

どんなに高性能の迎撃ミサイルを開発しても

それは数少ない大陸間弾道弾が米国本土に

向かうのを水際で迎撃するには大いに役に立っても

日本に届く弾道弾となると小型のものも飛んできます。

北朝鮮は1000発以上も保有していると

考えられており、このレベルの数を

射たれてしまうと

一発10億円とか20億円する

本格的な弾道弾迎撃ミサイルで全部迎撃するのは

無理です。

イージス艦一隻に搭載する

一応の定数は24発とか、これは実際には

わかりませんが、何百発なんてありえません。

パトリオットミサイルは数百発配備は

されていますが、自分がいるところの

上空に落ちてきたものしか迎撃できません。

 

もちろん核弾頭搭載の大型の弾道弾が日本を狙って

発射された場合は、本格的な弾道弾迎撃ミサイルで

迎撃することは意味のあることであり高価な迎撃

ミサイルが米国防衛のためだけにあるのではありません。

 

1000発単位で発射される可能性がある

ミサイルはおそらく弾頭には毒ガスなどの化学兵器が

ついてくるのだろうと考えられていますが

正確なことはわかりません。

核兵器でなくても大変なことになります。

 

なお北朝鮮が本格的な核弾頭を保有しているかどうかは

今もって不明です。核爆弾はもっていますがミサイルに

搭載可能な小型軽量化され耐久力をもつものか、

弾頭を保護する再突入体が大気圏に再突入する衝撃に

耐えうるものなのかそのあたりはわかりません。

北朝鮮の最新の長射程ミサイルで

ロシア製やウクライナ製の既存のもののコピーではない

「火星15」の弾頭は落下途中で燃え尽きたそうですが

もちろん弾頭そのものは模擬弾をつけていたはずですし

再突入体全体も仮の実験用のものだった

可能性も高く本当のことはなかなかわかりません。

 

もし北朝鮮が一般の核爆弾ではなくけた違いに破壊力が

大きい熱核爆弾を本当に実用化していて(していると

写真などは見せています)、これを朝鮮半島や日本の

上空数百キロ以上で爆発させEMP(電磁パルス)攻撃を

かけてくれば日本の電子機器はことごとく破壊される

可能性があり現代社会では想像もできない事態に

陥るかもしれません。そんなことをすれば北朝鮮も

自滅になりますが日本や韓国、駐留米軍よりはるかに

電子化されていない北朝鮮軍の歩兵の大軍が火薬で

発射される銃と大砲だけで攻めてきたら日米韓合同軍は

何もできないかもしれません。 こうした超高高度で

爆発させる場合は再突入体の開発も不要で熱核爆弾の

実用化さえできれば、しかも一発で大きな被害がでるので

現実に使われるリスクは高いと考えるべきです。

この場合、大型の迎撃ミサイルでないと迎撃する前に

はるか上空で爆発するのでやはり新型迎撃ミサイルは

重要ということになります。

 

もし北朝鮮が熱核爆弾を実用化しているとなると

ずいぶんと大型になった火星15ミサイルに搭載され

米本土攻撃となれば、米国にとって相当な脅威と

なります。 EMP攻撃であれば大気圏に突入せず

高高度で爆発させるということはそれだけ迎撃が

難しいということです。しかも上空数百キロより

一桁高い高度でも強力なEMP攻撃が可能と

考えられています。こうなると宇宙戦争のような

迎撃システムでないと届きません。

もし火星15を10発うちこまれ、一発でも

逃したら米国はおそらく崩壊するでしょう。

 

火星15は燃料入れっぱなしです。

北朝鮮国内の工場で燃料の量産が始まっています。

四酸化二窒素を酸化剤、ヒドラジンと

トランスジメチルヒドラジンの混合物を

燃料としており、これらは常温で安定であり

発射直前に燃料注入する必要がありません。

また混合して噴出せば

自燃するのでこのミサイルは地面に

立てておけば発射装置もなく自分で

発射していきます。といっても

地面を移動して地面に立ててもらうための

輸送車両は必要でこれまで見たこともない

新型のものが公開されています。

こうなってくるといつどこから射って

くるのか予測がつかず、射つ時は突然

発射されることになるでしょう。

この状況をトランプ大統領が放置するとは

考えられず、北朝鮮への先制攻撃の機運が

高まっているわけですが逆に先制攻撃で

打ち漏らしたミサイルを発射されると

大変まずいわけで、微妙なせめぎあいが

続いているわけです。

 

こうした状況下、米国としては日本に

北朝鮮から発射後速やかに東アジア圏内で

迎撃する防空システムを構築させるのは

急務なわけです。

 

 

北朝鮮から日本までの距離を考えた場合

どこまでいっても安価な弾道弾に化学兵器をつけて

大量に撃ち込まれると迎撃ミサイルではどうしようも

ありません。

ではどうするのかというと今、北朝鮮のミサイル基地を

事前に破壊するための巡航ミサイルの開発がすすめ

られています。これとてすべての発射機を破壊するのは

無理ですが。

 

そこで過去なんども開発されて実用化が見送られた

レーザー砲に開発予算が振り向けられています。

巨大なレーザー砲でないと弾頭を無力化できず

大気中では高出力レーザーはまっすぐ進まない、

なので超大型で成層圏付近を長時間飛び続ける

ドローンにレーザー砲を積み常時待機するプランが

検討されています。

 

 

厚労省は大量の難民が流入した場合に備えた

疫病対策を進めてきましたが、このところの北朝鮮報道が

少し下火になっている間に有事に備えた

準備が急ピッチです。

 

ミサイルも困りますが、戦争にならなくても

北朝鮮が崩壊し難民大量発生となれば

当の北朝鮮の一般の人々にとっての

大きな不幸だけでなく

東アジア全体が大変なことになります。

 

 

 

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