藤井真則のブログ

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TOP > 湾岸戦争におけるドイツvs日本の諜報戦

2012年01月30日

  

えとせとら

ネット記事の中にドイツの諜報機関は日本より遥かに能力が高く、米国CIAをも凌ぐのである、、、 リビアやイラクといった化学兵器を所有する国に対し、米国を上回る的確な諜報戦を展開した、、、とあります。
 
最近は知りませんが、かつてCIAは、世界の諜報機関のランキングを発表していました。 どうやって評価するのか知りませんが、日本の諜報能力は非常に高い「点数」がついていました。ただし、それは政府機関のものではなく総合商社の活動を評価したものです。
 
古くは、三井物産が、ロシア・バルチック艦隊と黒海艦隊の動静をつぶさに通報し、世界各地の
港に入港する度に、給炭量を調査しています。船の喫水(浮かび具合というか、沈み具合)を調べれば、石炭の積載量が分かり、入港時の喫水の変化から、石炭の使用量を推量し推定航続力を割り出すのです。その結果、最後の給炭地であるベトナム・トンキン湾を出港後真っ直ぐに対馬海峡へ向かう以外の航路はあり得ないという結論がでていました。もちろん、水兵が酒場で何を喋っているのか娼婦には何を語ったのか、そういう情報も集めています。
 
ちなみに、ドイツが化学兵器の調査を得意とするのは当然のことです。 自分たちが、売った物だからです。
 
湾岸戦争を「正当化」した国連常任理事国5ケ国、米英仏ソ中、は、そのまま、イラク軍の主要装備を供給した国々でもあります。 一方、CNNに登場したTVゲームのような映像の中で、標的になっていたピラミッド型の要塞施設はイタリア製、そして毒ガスなどの化学兵器工場はドイツ製です。炭疽菌の量産、つまり生物兵器のプラントは米国が供給しました。 ニューズウィーク誌にも写真が公表されていましたが、1988年のことなので当時まだイランイラク戦争の最中で、サダムフセインは米国にとって英雄だった時代です。その時代に、生物兵器プラントを供給してもそれほど先鋭な反発はなかったのです。そして2003年、再び米英軍がイラクに侵攻した際、多くの人は、イラクが保有するとされた大量破壊兵器とは、何のことはない米国自らが供与したものであることを忘れてしまったのでしょう。あれ、みつからなかったですがどこへいったんでしょうね?
 
で、化学兵器については、ドイツ企業が売り歩いてきたものなので、情報を集めるのが得意なのは当然、ということです。
 
さて、第二次世界大戦戦勝組5ケ国が主要装備をサダムフセインに供与し、ドイツとイタリアは化学兵器工場と要塞となると、もう一国、三国同盟のお仲間が登場しそうなものです。
 
日本は、湾岸戦争の戦費を負担しただけではありません。ある大手企業が、イラクの基本インフラを独占受注しており当然、その情報は連合軍に通報されるところとなりました。特に、多国籍企業の米国法人は、たとえ日本資本であっても米国企業なのですから、強制的に「協力」を求められます。
 
港湾施設や道路網などを一括整備していましたが、一番、重要なのは、海水淡水化プラントです。全部で10プラントあったのですが、その中でも当座、重要なバスラ地方にあった3基は、連合軍の第一撃で、完全に破壊されました。昔は、淡水化プラントなどなかったのですから何とか生活していたわけですが、なまじ、淡水が潤沢に供給されると、生活もそれに合わせてしまいます。それが突然やられると、大変、困ることになり泥水で溶いた粉ミルクをのまされた赤ちゃんおよそ4千人が命を落とした、という報道もありました、、、、このプラントは、逆浸透膜に海水を通し、真水を浸みださせるタイプのものでした。非常に、エネルギー効率の悪いものですが、使用を続けるうちに、逆浸透膜の能力が落ちていきます。ところが、湾岸戦争の遥か前から、交換用の逆浸透膜の供給がストップされ、空爆前から困ったことになっていたのです。メーカーは日本に一社しかなかったので、どうにもならなかったのです。
 
かくして、連合軍(日本のメディアは、あたかも国連の下に結集した統一軍のうような多国籍軍という表記をしてきましたが英文表記Allied Force は連合軍です。各国が各々の思惑で集まり、同盟して戦った、という、より正確な表現です)にとってイラクに迅速かつ最も致命的な打撃を与える最重要目標に関する正確な情報は、日本によってもたらされたのです。

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