藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHP(リンクをお願いします)をご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。

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2012年03月04日

  

えとせとら

2012.3.3.
 
 
洞窟からは、様々な古代に生きた生物の化石が
発見されることがあります。全く、でないこともあります。
 
洞窟の場合、年代順に次々と堆積物が積もってはくれない一方、
動物や人類によって、人為的に積み上げられたものが
堆積していることもあり、化石の年代測定が難しい面もあります。
 
それでも、氷河期、人類は洞窟で暮らすことがあったのは
事実のようです。
 
では、どうやって熊の侵入を防ぎ、安全な寝床とできたのか。
 
 
エチオピアのラリベラという町に、岩をくりぬいてつくった
教会、聖ギョルギス教会があります。 一刀堀りの教会、
というところでしょうか。
 
この教会、世界遺産に登録されているので、ネットでも
写真はみれますが、実際に行ってみると、「なんだこれは!!!」
まず、驚かない人はいないでしょう、、、
ヨーロッパ観光に飽きた方なら、ラリベラは絶対、行った方がいいです。
 
 
この教会、実は、氷河期を生き抜いた人類の知恵を再現している
もののようなのです。
 
つまり、洞窟の大量生産です。
 
 
まず、傾斜した岩盤を四角い形に、掘り抜いていきます。
1mや2mの深さではなく、数mとか、10mレベルで
掘るのです。当然、効率を高めるために、丸ごと掘るのではなく
ぐるりと四角く、溝を掘り、中にサイコロ状の岩の塊を残しておきます。
教会をつくる場合は、この中央の岩をさらにくりぬき、窓やらドアやらを穿ち、
内部を空洞にして、建物にしてしまうのです。岩をくりぬいてつくった
建築物? ということになります。
 
傾斜した岩盤を選ぶ理由は排水のためです。単に掘ったのでは
汚物やら、雨水やらが溜まってしまいます。 氷河期に雨が降るのか
というと、やはり、短い期間であっても、夏に雨が降ってくれないと
植物も育たたず、動物も生きてはいけないでしょう。
 
実際に見てきた教会の場合は、掘られた床に降り立つと、
飲み水を溜める池と、排水用の穴がありました。
そして、排水溝はある程度、掘り下げてから水平に斜面の
低い方へと掘り進み、少し離れたところで斜面から顔を出して
います。水平な岩盤だと、延々、掘っても、排水溝になりませんから
斜面を選ぶというのは重要なポイントです。
ここから、大型肉食獣が入ってこないように、トラップがあったり
狭いところがあったりして、ベトコンの地下陣地につくられた
米兵返しの仕掛けのようなものがあります。
 
 
そして、外周の外側に、もう一つ、溝を掘り、内部のメインの空間と
外側の溝の間の掘り残した岩が、城壁のようにそびえる構造となります。
要するに、石垣を積み上げるのではなく、岩を掘り進むことで
お掘のある城壁と天守閣をつくったようなものです。
 
外からは、容易には入れません。岩壁につくられた狭い階段や
トンネル、曲がりくねった迷路のような通路を通って、内部へ
降りていくのですが、ここにも、外敵の侵入を防ぐ工夫があります。
 
自分たちより大型の肉食獣は通れない狭い入口が何か所かにあり、
また、侵入する敵を棍棒などで狙いうちできるような構造もあります。
 
さて、こうして、防衛システムを備えた内部は、廊下と岩壁を
組み合わせた空間となっていますが、その壁に今度は、
沢山の横穴を掘るのです。岩壁のあらゆる高さに、横穴が
ほってあります。これが、大量生産された洞窟なのです。
 
教会では、その洞窟にひとりずつ聖人が寝泊まりし
修行を積むのですが、古代、大量の安全な洞窟確保のため
人類は、岩壁に横穴を掘ることで、住処を確保したようです。
 
 
でも、やはり問題は食料です。
これには、人類が背負った、
とても悲しい、、、、物語があります。
 
(続く)
 
 
 
 
 
 

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