藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHP(リンクをお願いします)をご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。

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2012年03月14日

  

えとせとら

2012.3.13.
 
 
3月10日 東京大空襲
3月13日 大阪大空襲
 
3月11日東日本大震災が加わり、
どうにも心痛深き時節となってしまいました。
 
亡くなられた方々のご冥福を祈念するとともに
1日も早い復興を願います。
 
 
 
さて、人類だけの特徴として、
ざっとあげられてきた数々は
ことごとく、人類以外の動物にも
存在するものと指摘されてきました。
 
たとえば、言語。
ボノボが、基本的な文法理解と
単語を組み合わせた文章による会話(手指し)が
できることは、よく知られていますが、
イルカやクジラの「言語能力」らしきものは
人間以上の能力をもつ可能性もあります。
これについては、米海軍が徹底的に調査して
いますので、いずれ、そのうちに。
 
道具を使う、これも、サルをはじめ、鳥でも
道具を使うものがおり、案外、多くの動物が
道具を使います。 チンパンジーの場合は
道具をつくることもあります。
 
ま、電気ナマズや電気ウナギが電気を使う
というのは、少し意味がちがうかもしれませんが、
火を使う、というのは、これはあまりない、
つまり、報告がないわけではない、のですが
極めて稀です。 
たまに、こういう状況を観察した、という報告があったとしても
人間が観察し続けた霊長類の場合は、どこまで
自然なのか、議論がわかれるところです。
ただ、火をつくる動物はいない、でしょう。
 
抽象化能力、具体的には、洞窟に描かれた絵ですが
ボノボもチンパンジーも、「抽象化された」図形を
認識、理解する能力はあります。
ただし、絵を描く、「抽象化する」、のかというと、
これはどうも無理なようです。
できるけども、やらない、のかもしれませんが。
なお、ミツバチは、蜜をみつけた偵察バチが
巣へ戻ると、ダンスを踊ります。洒落では
ありませんが、八の字を描くダンスの角度や
円の大きさなどで、蜜のある方角、距離、量を
表現しており、このダンスをみた仲間が、
次々と巣穴を飛び立ち、蜜の在処へと飛んでいきます。
ミツバチには、幾何学的なセンスがあり、
空間上の情報を、自らの体の動きで、図形化
することで、数値化するのです。
それを言うなら、昆虫の巣作りなどは
極めて幾何学的ですが。
 
農業については、人類のお家芸だと思われていましたが、
ブラジルの葉切りアリが、葉っぱを巣の中に持ち込み
菌を植え、生えてきたキノコを食べるという習性は
農業そのものです。
 
 
そして、意外と、ありそうでないのが、
直立二足歩行なのです。
 
およそ6億年前より、少し手前。
管状に体節が並び、体の「前」と「後ろ」が
できた生き物が出現します。
それまでは、丸いか、四角い塊なり、
シート状の生き物か、海底からまっすぐに
伸びる生き物だったのが、
水平方向に「方向」をもち、そして、
移動するものがあらわれたのです。
 
水中を移動するものが、脊椎動物、
海底を這うものが昆虫へと進化しました。 
両者は、一見、そっくりでしたが、
この最初の差異が、後々、全く異なる方向への
進化を遂げさせることになります。
 
ともかく、以来、体の基軸は、水平なのです。
樹木は、重力に逆らって、地から天へと伸びますが
動物は、水平方向に体がつくられ、移動も水平方向が
基本であり、鳥も水平に飛びながら、高度を上下させます。
 
仲間を殺すのは人間だけ、、、
哺乳類には、よく子殺し行動がみられます。
霊長類でも、よくみられ、チンパンジーのオスが
新しく群れのリーダーになったときなどは、
かたっぱしから群れの子サルを殺すことがあります。
 
あくまで実験室の中の話ですが、
ラットは、飢えれば、必ず仲間を食べます。
必ず、殺すとは限りませんが。
 
 
 
科学の世界では、人類の定義は、今も昔も、変わらず、
「直立二足歩行」なのです。
この特徴は、他の動物にはないのです。
 
もう一つ、人類だけの特徴として、
本能がない、ということもあります。
これは、ありそうでないのです。
食欲は本能なのかというと、
空腹感を感じても
摂食行動は起こしません。
本能とは、あくまで行動する能力の
ことです。欲求だけでは、本能とはいいません。
人間の赤ちゃんは、動けないのですから
どうしようもないといえばそうなのですが、
(水中出産の場合は、いきなり上手に泳ぎますが)
教えられなければ、何もしません。
おっぱいを口までもってこられると
吸うのは自分で吸いますが、これが
本能らしき行動と紛らわしい点です。
一応、行動とはいわず、反応と考えられています。
性行動については、大人の意識の影響を受けないと
全く、関心すら示さない、とされています。
 
人間は、ニュートラルな、つまり、OSはインストール
されていても、アプリケーションプログラムは何も
インストールされていない状態で生まれ(胎内で
受ける影響はあります)、先に生まれた人々からの
意識が入ってくることで、行動原理を確立していきます。
この点は、本能をもった状態で生まれてくるサルとは全く違います。
また、行動様式が、遺伝子レベルを離れて、社会集団全体の
中の、ある種の文化として、保存され、伝播していくという点も
他の如何なる動物とも異なる特徴です。
 
 
精神も人間だけの特徴ですが、
一部、最近の新しい科学をのぞいて
科学では観測不可能な精神は
研究対象外です。
 
 
さて、人類が、人口爆発を起こす原動力となったのが
農業ですが、今日、私たちが、通常、口にする食材の
多くが、自然のものではありません。 
 
栽培植物や家畜は、およそこの数千年~数万年の間に
人類によって、人工的に改造されたものです。
フルーツや木の実を除けば、人類にとって、ほとんどの
植物は、食べられないものだったのです。
フルーツの中でも、バナナなどは、食べるところがない
皮と種だけのものでした。 原始人という言葉には、
原始的、あまり高等ではない、という見下したような
響きがあるのでしょうが、現代のバイオテクノロジーでは
到底、及ばない、非常に高度な、遺伝子改良がおこなわれ
数々の食べられるものを、つくりだしてきたのです。
 
(続く)
 

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