藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHP(リンクをお願いします)をご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。

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2012年08月29日

  

えとせとら

2012.8.29.
 
 
オスプレイ配備問題がくすぶり続けていますが、
相変わらず、「安全を確認するまでは、、、」
という意味不明のことを政府関係者はいい続けます。
 
 
兵器ですから。
 
空を飛ぶんですから。
 
 
そら、落ちることはあります。
 
 
危険だけど、防衛上、配備するのが好ましい
だから地域住民のみなさん、よろしく頼む、
迷惑だけど、ごめんなさい、と頭を下げる、
それならまだ、それなりに筋は通ります。
 
 
原発は危険だけどエネルギー政策上、必要だ、
というなら、まだ議論の余地はありますが
安全だから、と嘘をついてきたわけです。
それでいながら、危険なのをしっているから
大都心に近いエリアには絶対につくらないし
一基6000億円にも達する何らかの助成金を
ばら撒いてきたのです。
それでも未だに、再稼働については
「安全を確認してから」と言い続けています。
どうやって、安全を確認するのでしょうか。
 
 
安全性と有効性を確認できれば先進医療制度適用を
申請してください、、、  先進医療制度というのは
「患者さんを使って実験をする」というものです。
安全性と有効性が確認できたら、なんで、先進医療制度に
基き、実験をする必要があるのでしょうか。
そもそも、がんの標準治療のどこが「安全」なんでしょうか。
抗がん剤の多くは、安全性試験に相当する健常人への投与試験免除です。
危険極まりないことが自明だからです。
そうでありながら、新しい医療技術だけには安全性を
求めます。
 
 
さて、オスプレイはだめで、なぜ、F35はOKなのか、
という小学生の投稿が話題を呼んでいましたが、子供でも分かる、
というか、子供なら、シンプルにわかる、ということでしょうか。
あらゆる重大な問題がある中で、なんでオスプレイだけ騒ぐのか?
ということです。 件の小学生は、一応、飛んでいるオスプレイの
配備はだめで、飛ぶかどうかも分からないF35の配備はなんで
OKなのか、としています。
大人の騒いでいることは、わけがわからん、という素直な意見です。
 
原発より恐ろしい原子力空母が横須賀を定繋港とし、原子力潜水艦も入港します。
対潜哨戒機P3-Cは、我が家上空を飛行することもあります。
原子力空母や原潜は、通常、核兵器を搭載しています。
そもそもエンジンが原子力ですが、原爆や水爆の危険度は
原発の比ではありません。
P3Cは、ミッション次第ですが、対潜任務の時は、核爆雷搭載の
可能性もあります。 日ごろの訓練でいちいち積まないでしょうが、
空母や原潜は、その都度、積み下ろしなんかやってられませんから
ずっと、積み放しです。 こんな危険なものがウロウロしていて
そうしたものを配備する必要がある、という、一応の判断があって、
その中で、オスプレイ問題だけが、異常にクローズアップされる、、、
 
 
日米安保を崩すなら崩す、その代り、相当の覚悟が必要です。
いや、やっぱり、日米安保の枠組みは維持する、だったら
米軍駐留は避けられません。どちらかです。
日米安保には言及せずに、オスプレイが安全かどうかを
こだわるのは異常にアンバランスです。
 
ところで、そんなに危険なんでしょうか。
安全を確認するとか言ってますが、この飛行機(ティルトローター機)は
私が子供のころには、もう開発中でした。 で、ずっと開発中でした。
なかなか、配備されません。 何かと問題をおこしては、改良を続け、
つまり何十年も改良を続けてきたのですから、もう多少のトラブルは
避けられない根本的な問題を抱えているということです。
もっとも、オスプレイが問題というなら、ヘリコプターはもっと問題です。
よっぽど事故が多いですから。 あんなものが、大都市上空を好き放題に
飛び回っていて、ま、たしかに日本は異常にヘリの事故が少ないですが、
それでも、いつ落ちてもおかしくないものが飛び回っているのに
オスプレイがどうのこうの、というのは、?????
 
シムシティというシュミレーションゲームがありますが、都市計画を
実践するコンピュータゲームで、初版だったか、やたらとヘリが墜落事故を
起こします。 これはバグだ、という意見が多かったのですが、
ちゃんと、統計に基いて、事故率をはじいているのです。
 
 
ベトナム戦争で米軍はおよそ9000機の作戦用航空機を失いましたが
(自衛隊など、概ねの先進国の航空兵力の10倍より、まだ多い)
半分以上がヘリです。 それくらい、墜ちるもの、という想定です。
もっとも、ベトナム戦争の場合は、撃たれるから墜ちたのですが。
オスプレイは、ヘリより遥かにスピードが速く、飛行性能が高い分、
撃墜はされにくくなりますし、航続距離も数倍、ヘリのような垂直離着陸が
できて、なお、プロペラ飛行機なみの航空性能があるのですから、
これは、とても重宝な「兵器」ということになります。
自在に歩兵部隊を投入できるエリアが、数十倍に広がるのです。
戦争はやっぱり、最後は歩兵戦。
湾岸戦争やイラク侵攻でも、詰めは歩兵戦です。
要地占領に歩兵の投入は必要不可欠で、これをヘリに依存していたのでは
機動力が限られます。オスプレイは革新的な侵略兵器なのです。
戦闘機の爆撃や核攻撃はすさまじい破壊力を発揮しますが
歩兵を投入し、地上戦に突入するというのは、空からの攻撃とは
異次元の無慈悲さと凄惨さがあります。
何となくフラフラ飛ぶようなイメージがあるかもしれませんが
オスプレイの侵攻を受ける側にとっては、危険きわまりない
決定的兵器です。 
 
任務の中には、朝鮮半島北部などを超低空で敵の対空砲火をかわしながら
歩兵部隊を降ろし、急襲させる、というのもあり、朝鮮半島北部と地形が
似ている中国山地、四国山地、あるいは東北の山並みを超低空で侵攻訓練飛行
することになります。 戦争する道具ですから。  人を殺す道具なのですから
安全性もなんも、とにかく、徹底的な破壊や殺戮を実践するため、命がけの訓練を
する、そういうものです。 配備される地元ばかりが被害者のように言われますが
離着陸する基地より、侵攻訓練する空域の住民の方がはるかに危険で、
それは日本中に及びます。それでも、日米安保を維持すべきなのか、
維持するならするで、相応の犠牲を伴う、どっちにしろ、確実に保障された
安全などない、その中でどうするか考えるしかないのです。
 
ちなみに、日本でも配備されていた要撃機ロッキードF104スターファイター
同時期どころか、その前後の世代の戦闘機が次々にベトナム戦争に投入されていった中
映画トップガンに登場するF14トムキャット戦闘機も、実戦投入された中、
このF104だけは、投入されません。 根本的な欠陥があったからです。
要撃機、敵の爆撃機の侵入を捕捉すると、直ちに緊急発進し、急激に高度を取り
対空ミサイルで侵入機を排除する、そういう任務なのですが、この飛行機、
水平尾翼が垂直尾翼の上についています。急角度で上昇すると、主翼からはがれた
気流が乱れながら水平尾翼を巻き込み、操縦不能に陥る、要撃機なのに
急上昇は危険という、何のためにつくったのかよくわらかないトンデモ機なのです。
やっぱり、これを主力戦闘機として押し付けられたのは、日独伊三国同盟トリオ。
ロッキード事件(トライスター)で同時期に、三国同盟首相が三人とも辞任しましたが
この役に立たない要撃機を各国とも数百機ずつ購入しました。
日本は大事に使い、イタリアはいい加減にろくに訓練もせず。
ドイツは律儀に使い、購入した700機のうち、200機を事故で失いました。
要撃は向いていないので、超低空地上攻撃任務の訓練を続けたのです。
どうして、そこまで事故が続いても訓練するのか。
事故が多いから、訓練するのです。
戦争なら、700機中、500機生還なら、素晴らしい成績です。
戦争になったら、その程度のパイロットの犠牲ではすまないので
犠牲をいとわず、徹底して訓練するのです。
 
こんなのに比べれば、オスプレイははるかにマシです。
 
ちなみに、かつてドイツではNATO軍の演習が盛んに行われていました。
ヨーロッパ出張というと、突然、NATO軍の演習に巻き込まれ、これはもう
どうしようもない、と諦めるほかはなかったのです。
演習は、あくまで戦争を想定しているわけですから、とことん、「マジ」で
やります。農家も畑も、お構いなしに戦車が踏み潰して走り回ります。
実戦において、この畑の麦を踏まないように、なってやってられるわけありません。
その代り、演習部隊の後ろを被害評価員がついてまわります。
演習はマジ本気でやり、民間人への被害は、金銭で補償する、
こういうやり方です。 ま、どうかいな、という位、乱暴な演習を
やっていましたが、ある意味、徹しています。
ワルシャワ条約軍との戦争を想定しているのですから
相当の被害がでたところで、徹底してリアルな訓練に徹する、
そういうロジックです。
 
 
 
 

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