藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHP(リンクをお願いします)をご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。

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2010年01月17日

  

免疫

2010.1.17.

今日は、阪神淡路大震災をはじめ、
ロスの大震災だとか、毎年、何故かこの日に
大震災がきた、という特異日でした。

私も、被災はしたのですが、
無事、生きております。

窓から見える他の家は全滅、
特に、仁川という川の斜面に
並んでいた家々は、斜面ごと崩れて、
住人36人の方全員が
土砂の下となり、
還らぬ人となられました。

ご冥福をお祈りします。

さて、HPの改訂の話の中で、
社内の技術員から、要望がきています。

うちのCTLは、よそのと全然違うんだから、
分かるように書いてくれ、ちゃんと区別してくれ、
というものです。

ちなみに、うちでは、培養にあたる人達、
うちといっても、医療機関に出向してもらっているので、
「うちの会社」が培養しているのではありませんが、
ともかく、培養業務が仕事の人達を
技術員と呼んでいます。

ただ、培養の作業をやる、というのではなく、
しっかりとした技術を身につけ、
技術の土台となる精神や、考え方も
身につけて欲しい、との気持ちがあり、
こういう名称になっています。

さて、CTLというのは、
「細胞傷害性を有するTリンパ球」の略であり、
本来、がんを攻撃してナンボの細胞です。

ところが、最近、ほんまにがん細胞を攻撃するんかいな?
という、怪しいT細胞のことをCTLと言ってしまう風潮が
はびこっています。 というより、本当にがん細胞を
攻撃するCTLをやってるのは、国内では、
うちだけになってしまいました。

うちの一番の売りは、ANK療法ですが、
実は、獲得免疫系ということでは最強をうたわれる
CTLもやっております。
しかも、本当にがん細胞を殺してしまう
本物のCTLです。
CTLといえば、本来そういうものなので、
「本物の」といわなければいけない
今の状況は異常です。

CTLの頭に、何かつけて、というのですが、
まさか「元祖CTL」にするわけにもいかないし、
「本物のCTL」、、、、、
細胞傷害性を有するCTL
とすると、うちは英語の意味が分からないんだ、
と思われてしまうでしょうね。
本物のCTLをやってきたのに、
よそがいい加減なことを始めたから、
うちの方が名前を変えるというのは、
どうも、気が乗りません。

うちは、自然免疫系、よそは獲得免疫系なのかというと、
自然免疫系も、獲得免疫系も、最強のものをやっているのです。

しかも、CTLは無料。

他の免疫細胞療法との比較と言われると、
一瞬、頭の中が、白くなってしまいます。
実際、この質問よくくるのですが。

ううん、うちのANKやCTLは、がん細胞を
殺しますが。 よそのは、NKと言ってても
NK細胞はあんまりいないし、CTLといっても、
がん細胞を殺さないものなんで、、、、
と、説明してしまうと、この業界は、
相当、いい加減な業者も入っているという
本当のことを言ってしまうことになります。
そんなことを言ったら、標準治療の方が、
よっぽどインチキです。
免疫細胞をやっているところは、
まだ、マシなのであって、真っ先に
喧嘩を売る相手ではないのです。

正直、一緒にせんといてくれ! と、一言いいたいのですが、
そこは、ええとですね、他様の○○療法の場合はですね、、
とか、努めて、普通に喋るよう、多大な努力を払っております。

ペプチドを振りかけて、ガンマ・インターフェロンを少し
放出すれば、それだけで、立派に「CTL化」した、と、
論文にまで書いてしまうのです。
胡椒ふりかけたって、インターフェロン位、出すでしょうに。
免疫細胞は、炎症部位に集まる傾向があり、
T細胞も、腫瘍組織の中に、ガンガン入り込んで
TILというのですが、これこそ、がん免疫細胞療法の
本命と騒がれたこともありました。
ところが、実際には、がん細胞を攻撃していないことが
明らかになります。

あれ、組織の中に入り込むんですから、恐らく、
コラジェネースや、トリプシン、へパリナーゼなど、
要するに、細胞同士を結合したり、組織の秩序を
制御するヘパリンなどを分解する酵素を出して
いるんじゃないですかね? そうなると、がん細胞に
転移を促していることになるかもしれません。

それはともかく、腫瘍組織に集まったからといって、
それでもまだまだ、「がん細胞を攻撃することの
証明にはならない」事が、証明されているのです。

それなのに、インターフェロン出したからって、
なんで、それだけでCTLと呼ぶのか。

世の中、樹状細胞や、ペプチドワクチンがブームですが、
キラーT細胞をCTL化した、なぜってインターフェロン
出したから、、、 あるいは、腫瘍組織の周囲に、CTLが
集まった、といって、科学的に明確な根拠がある唯一の
免疫細胞療法などと、称しているのです。
がん細胞やっつけてから言ってもらいたいですね。

この内容だと、一般の方には、社長のボヤキにしか
聞こえないかもしれませんが、ここに書いてあることが、
重要な意味を持つことは、追々、語っていこうと
考えております。

今日のところはこの辺りで。

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