藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHP(リンクをお願いします)をご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。

TOP > 自然免疫(5) 自己消化 死んだカラスを見ない理由(わけ)

2008年11月07日

  

免疫

2008.11.06. 最近は以前ほど見かけなくなりましたが、東京にも沢山カラスが住んでいます。 ところが、カラスの死体を見た人はいらっしゃるでしょうか。 あんまり見た記憶がない、というか、いや自分は見た、という人には未だ会ったことがありません。この問題をずっと探求して「死んだカラスを見ないわけ」という本まで書いた人がいらっしゃいます。カラスに限らないのですが、自然死した動物は、自己消化というのですが、自分で自分を消化する酵素を沢山だして、あっという間に、トロトロ溶けてなくなってしまうのです。 ある程度、自前の酵素で自分の死体を分解すれば、後は、枯草菌(納豆をつくる菌や、堆肥をつくる菌、汚い話ですが、昔のご飯のお櫃の匂いや、靴下の匂いも同じ菌の仕業です)が醗酵すると、巨大マグロであっても、一日とかからず、溶けて跡形もなく消滅してしまいます。 乾燥地帯で死なない限り、骨まで全部溶けてなくなります。 人間も本来そうなってるはずなのですが、最近では、大量の防腐剤を摂取しているので、死んでも中々、組織が消化されない上、殆どの臓器が痛んで繊維化し、更に石灰化しているので、火葬にしても燃えにくい程、自然の死からは程遠い状態になってしまってます。 火葬場の人は、灰を見れば、この仏さんは、どこの臓器の病気でなくなったかが分かると言います。  さて、話がそれましたが、生物の体には、胃や腸だけではなく、体中の細胞に消化酵素が沢山あり、普段は前駆体といって、活性がない状態で保管してるのですが、いざ活性化されると、たちどころに周囲の物質を溶かしてしまいます。 腫瘍組織が正常組織に浸潤していく時にも、沢山の強力な消化酵素を吐き出して相手を溶かしてしまいます。 ちなみに、水豚というのですが、豚を屠殺するときは余りストレスをかけずに一気にやらないと、死後、筋肉が自己消化で溶けてしまい、赤い液体になってしまいます。 まあ、お勧めはしませんが、お肉を冷蔵庫から出して、室温に放置すると赤い液体になってしまいます。 これも全部、自己消化です。 酵素の活性は温度が下がると弱くなりますから、お肉料理は温度をあげずに一気に仕込まないと生臭くなってしまいます。 個体としての死を迎えた時だけではなく、成長の過程でも、体内では、組織毎、細胞毎に、自己消化やアポトーシス(自殺)が頻繁に起こっており、自然免疫も深くかかわっています。NK細胞ががん細胞を殺すのも、がん細胞にアポトーシスを起こさせる、つまり、がん細胞を殺すというよりも、自殺させる、という方法をとっています。少し長くなりましたので、自然免疫が組織の破壊と創造を担っている話は、また明日にさせてください。

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