藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHP(リンクをお願いします)をご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。

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2013年01月22日

  

くすり, 免疫

2013.1.22.
 
 
医薬品のネット販売規制をかけた国側が
最高裁判決で敗訴確定となり、話題を呼んでおります。
 
この話は、方々で、話題になっているようです。
 
 
薬局で買うのはOKで、
ネット販売には規制
 
これはどう考えても
国民は納得できない
強引ごり押し
 
流石に最高裁も
原告のネットベンチャー企業側の言い分を
認めました。
 
 
薬局で買いたい人
薬局で買える人
ネットは苦手な人
 
ネットで買いたい人
ネットでないと買えない人
 
さまざま、いらっしゃるわけで
同じ人でも、状況によって
どっちで買うか使い分けることもある
 
どこで買うかを決めるのは
「薬を買う人」であって、
買ってほしいのであれば
サービス向上につとめればいいのです。
どこで買うかを国が規制するなど
論外です。
 
 
わざわざブログで書くまでもない
当たり前の話ですが、
これを規制する、という
わけのわからないことが横行し
ついに、当たり前のことが
当たり前にとおる最高裁判決がでたのですから
やはり、快挙です。
 
 
ちなみに、シンガポール市場で上場する銘柄は
流通関係が目につきますが、今の時代は
情報は当たり前に入手できるようになってきたため
「物」をどうやって、入手するか、「買う」行為の中でも
どうやって、世界の隅々に流通させるか
流通サービスの質、量、の改善・増強が世界的に
注目されています。
様々な「物」を、如何に的確に届けるところへ
所定の時間で、温度などの管理を行いながら
届けるか、日々とはいいませんが、
常に、工夫と改良が重ねられ、
新興企業も上場してくるのです。
 
 
こういう時代に、真逆に竿をさせば
たとえ国であっても最高裁で負けてしまう
そういう時代になってきた、ということです。
 
 
今、iPS細胞のブームを起こしながら
ドサクサ紛れに、細胞医療に対する規制を
かけようという策略が巡らされています。
 
iPS細胞は、培養していると、がん化するリスクがあることは
一般の人でも知っているのに、これの「人体への投与」を
推進する、という暴挙が行われようとしています。
あくまで、「研究」なのである、ノーベル賞もとったことだし
研究として、国民のお金を使わせてください、それで通すべきでしょう。
実際、iPSの研究をしてはいけない、という人は、よほど変わっているのでは
ないでしょうか。  それと、「実用化」は別です。
予算をとるときに、実用性が強調されるため、研究者も
実用性の絵を無理してでも描こうとします。
すると、iPSを体に入れる、というような話まででてきてしまいます。
iPSの研究から、新薬が生まれる可能性もあり、あくまで
医療の総合的な研究体制の中の一翼を担う技術
ということで、予算をつければいいはずです。
 
一方、iPSを中心に議論しておきながら、「次いで」に、
免疫細胞療法にまで、規制をかけようという「悪巧み」が
企てられています。 iPSを推進する、ただし、こういう条件を
満たすべき、と言って、事実上の、規制をかけようというものです。
こんなことをやってると、iPSを含めた、すべての細胞医療が
ダメになってしまいます。 iPSを人体に投与した人が、
がんになるまで、どれくらい、時間がかかるかはわかりませんが
もし、因果関係が立証されれば、iPSはアウトになります。
さりげに、過去、「禁止!」と断言したES細胞の実用化を
しらあ、、、 と認めたようですが、これは、抜け駆けでしょう。
iPS音頭は、目先の道具で、予算を獲得していけば
中身をES細胞にさり気に変えてしまう、、、 という魂胆でしょうか。
 
ともかく、「推進」と言いながら、一方で、細胞医療全体に、
ああしろ、これはだめ、と規制をかければ、結局、困るのは患者さんです。
 
臓器移植の議論において、臓器移植を認める立法が行われたわけですが
結果的に、狭い条件が付せられ、国内で臓器移植を受けることができる人は
少数となり、わざわざ海外へ移植を受けにいく人がでてきたのです。
臓器移植の是非は棚に上げますが、受けたい人がいて、単純に規制すれば
海外へ行ってしまう、結局、困ったのは患者さんです。
 
細胞医療に話を戻すと、
たとえば、CPC(細胞加工センター)を院内にもっていないと
やってはだめ、とか、細胞を運んではだめ、という規制が
検討されているわけです。
 
CPCは、薬局さんより、数が少ないわけです。
どこにでもあるものではありません。
患者さんは、どこにでもいます。
 
細胞を運んではいけない、となってしまうと
患者さんは、自分の体を運ぶ、とういことになります。
 
これは、医薬品のネット販売規制より、辛いことになりかねません。
 
当然、細胞を輸送するには、バリデーションというのですが、
ほんとうに大丈夫なのか、なぜ、大丈夫と考えられるのか、
根拠が必要ですが、これは、個別に評価する必要があります。
細胞の状態や、輸送液の成分、細胞密度、温度管理など
さまざまな条件によって、細胞が無事な時間などが
変わってくるからです。
当然、そんな検証はやってるわけです。
 
弱い状態の細胞は、人の手で運びますが、
強くした細胞は、かなり丈夫です。
もちろん、細胞の種類や培養条件などによって
違ってきます。
 
一方、患者さんの状態もまちまちなので、
移動は平気な人もいれば、移動すると消耗する人
移動は無理な人もいます。
 
当然、細胞の輸送を考慮すべきです。
 
 
医療ですから、患者さん第一に、現場ごとに
どうするか考える必要があります。
 
 
一律の規制は、必ず、現場の実態とのギャップを生じます。
 
 
細胞を運ぶな、という規制は、患者に移動しろ!
と命令していることになるのです。
 
輸送を安易に考えてはいけませんが、
どうやっても、患者さんの居どころと、
細胞培養センターの間には距離があるのです。
これをどううめるかは、ケース毎に合理的に
考えていくしかありません。
絶対に患者が細胞培養センターに移動しなければいけない
それは、医療とは何か、患者のためになっているのか
もっとも根源的なところでズレています。
もちろん、輸送が難しい細胞や組織もあります。
それは、「やめておく」か、徹底的に輸送システムの
構築を図る「努力」と「工夫」をするのが
真の医療人でしょう。
 
 
輸送されても平気な細胞を動かさずに
体力的に厳しい患者さんに、長距離移動を命じる
どう考えても、最高裁で戦えば、規制をかけた側が
負けることになるでしょう。
 
 
 
 

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