藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。

TOP > 風邪を治せない風邪薬を何故のむのか?

2009年02月24日

  

くすり

2009.2.25.
 
 
風邪をひいたら、なぜ、風邪薬をのむのでしょうか。
 
薬を飲むな、とか、飲むべきではない、
そういうことを言うつもりはありません。
 
のむ、のまないは自由ですし、
合併症が危険な持病のある人、
衰弱している人、
自分で、ピッタリくる薬をみつけている人、、、、
それぞれの事情があり、
各々が自分で考えて、
のむにしろ、のまないにしろ、
自由意志で行動している、
それなら分かるのです。
 
 
問題は、何故、風邪→風邪薬
という条件反射が定着しているか、
ということです。
 
子供のころ、親に言われました。
「ちゃんと薬をのんで、、、、」
何故、薬をのむのが、「ちゃんと」したことなのか、
何の説明もなく、です。
 
 
少なくとも、普通に売ってる薬の中で、
風邪を治す薬は一つもありませんよ。
 
お医者さんに診てもらい、
薬をもらって、
「この薬をのんで、
一週間も安静にしていれば、
きっとよくなりますよ、、、、」
 
薬をのまずに、一日寝てれば、
普通は、治るって。
 
 
風邪といっても、種類が多く、
放置して肺炎になってしまった、
熱が下がらず、衰弱したとか、
脱水症状になってしまった、
そうなると大変ですが、
働き盛りで、特に他の持病がなければ、
まず、風邪で命に別状あることは
ないでしょう。 
 
大事な仕事があるので、
ちゃんと薬をのんで、治さないと、、、
 
だから治りません、って、薬のんでも。
 
まあ、ほんとに大事な仕事なのか、
考えてみてはどうでしょうか。
恐らく、休んだって、世界は変わらないし、
人類の歴史になんの影響も与えませんよ。
いやいや、何を言うか、ほんとに大事な
仕事なんだ!! というなら、風邪ひいた
ぐらいで、休んでる場合ではないですね。
仕事すればいいんですよ、そういうことなら。
 
で、薬のんでも、結局、治らないことに
変わりはありませんよ。
 
私は、かつて、よく風邪をひいたころ、
風邪をひいたら、
インターフェロンを飲んでました。 
(絶対、真似しないでくださいね)
 
え?注射薬だろ?
 
いえいえ、科学的に考えれば、インターフェロンを
注射するのは邪道です。 いきなり皮膚に孔をあけて、
筋肉中に大量のインターフェロン、そんな現実には
あり得ないことするから、体は仰天するのです。 
 
感染体が鼻の粘膜にとりついた時、ごく微量、
インターフェロン(αとβ)が、鼻水の中に分泌され、
口の粘膜中で眠っているマクロファージを起こします。
びっくりしたマクロファージは粘膜から抜け出し、警報を
発しながら、全身を駆け巡ります。 
インターフェロンはごく微量、飲む、といっても、
胃に流し込むのではなく、お口の中に含めばいいのです。 
(やっては駄目ですよ)
 
そんなの売ってない??
 
人体用には売ってませんね、日本では。
動物用には、そういう投与法が採用されてますよ、
ちゃんと、農林水産省から製造承認がおりています。
注射用のインターフェロンなんか、間違っても
飲んだら、えらいことになりますよ、量が多すぎて。
自然界に存在する量の数百万倍なんですから、
ただ薄めればいい、というレベルの話ではありません。
あれ、劇薬ですから、勝手に手を出さないでくださいね。
動物用には、特別な物質を使って、とことん、
徹底的に薄め、粉末化して安定させているのです。
注射用インターフェロンは、大変、不安定ですし、
特別な技術をもつ人でないと、
正確に希釈することは不可能です。
 
実は、世界各国で治験をやったのです。
すると、風邪をひくかどうか、微妙な時期に飲むと
ひかないのです。 はっきり症状がでてから
のむと、症状のピークは低くなる、そのかわり、
治るまでの時間が長くなる傾向がありました。
何も薬をのまないと、症状はきついのですが、
短期間で治ります。
 
動物の場合は、あまり深く考えずに、
大量の家畜の集団に、バッと飲ませておくと、
病気にかかる家畜が激減するのです。
疾病発症率、死亡率、いずれも下がり、
体重が増加し、飼料効率もよくなります。
投与量は、注射薬に比べると、存在しない
ぐらい、超微量ですから、薬剤の残留がない、
そもそも、あるのかないのか分からない量なので、
家畜に使っても、人体に影響しませんから、
安心ですね。 
 
インターフェロンの注射って、効かないから、
大量投与するんです。 お口に含ませると
よく効くので、ごく微量で済むのです。
 
抗生物質の大量使用が、
薬剤耐性菌を育て、人間界を襲っているので、
早く、普及させて、抗生物質の使用量を
減らさなければなりません。
 
 
タミフルも同様の傾向が指摘されていますね。
自覚症状が出る前にのまないと効果がない、
(効果といっても、治る訳ではありません)
とされていますが、症状が出てからのむと、
ガッと症状が吹き出るのが、少しおだやかになる、
そのかわり、治るまでの時間が長くなってしまう。
 
風邪は、自然にすぐ治るので、治験の設計が
難しいのですが、どういうタイプの薬であるかに
関係なく、何も薬をのまないと激しく症状がでて、
すっと早く治る、何かのむと、症状は抑えられるけど、
長引く、そういう傾向はあるようです。
 
で、どこまでいっても、治る薬、は一つもないのです。
 
 
風邪をひいて、熱が出るのは、インターフェロンの作用に
よるものです。 体がだるくなるのも、食欲がなくなったりするのも、
典型的なインターフェロンの作用です。
 
つまり、何か理由があって、体が、
風邪の症状を作り出しているのです。
 
どうしても、今日、今、熱を下げないとヤバイ、とか、
咳をとめないと、人前で話すのに、、、とか、
本来、健康な人が、目先、症状を抑えないとマズイ、
そういう場合は、風邪薬、それも、ちゃんと咳止め、とか、
解熱剤とか、選んでのめばいいんじゃないですか。
 
ただ、インフルエンザなのに、アスピリンのんじゃいけませんよ。
従来型インフルエンザでも、亡くなる方がいらっしゃいます。
元々、体力がなければ、インフルエンザが引き金で、
合併症ということもありますが、ウィルスが脊髄に侵入し、
脳に達すると、非常に危険で、命を落とすこともあります。
熱が出て、ウィルスを抑える時に、アスピリンをのんでしまうと、
ウィルスの拡散を許してしまう危険があります。
ただ、アセトアミノフェノンでは、同様のことは起こらないようなので、
単純に、熱の問題
だけで説明がつくわけではありません。
 
風邪をひけば、寝て休むか、寝てる場合ではない重要な仕事が
あれば、やるのみ。 そんなに重要な仕事なら、そもそも、
風邪をひかないように、ケアすべきでしょう。  
 
 
長くなりましたが。
 
 
「風邪をひいたら風邪薬」と思い込むのではなく、
まず、風邪について、風邪薬について、
自分で考えては如何でしょうか。
 
治る薬は存在しないのに、
つい薬を飲んでしまう自分の行動は、
一体、誰が決めているのか ???
 
 
風邪一つ、治せないのですよ。
どうやって、薬で、がんを治すのでしょうねえ???
 
 
風邪ひいたら、風邪薬。
そんな行動を普段からとっていると、
がんと宣告された→がんセンター
と、自動応答してしまいますよ。
 
その結果について、普段から、
一度、考えてみては如何でしょうか。
 
風邪も治せない医薬品テクノロジー。
がんは、治せるのでしょうか、、、、
 
ANKは、風邪を治せるのか?
わざわざ、風邪ごときで、ANKを
安く(高いですが)使うことはないでしょう。
やったことはないですが、
病院内でインフルエンザが流行したのに、
弱っているはずの末期がん患者で、
ANK療法中の方々は、一人も感染しなかったそうです。
治るかどうかは、分かりませんが、
風邪をひきにくくなるみたいですねえ。

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