藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHP(リンクをお願いします)をご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。

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2011年08月03日

  

えとせとら

2011.8.3.
 
 
地下に原発をつくれば
たとえ事故が起こっても安全だ!
 
そういうシンポジウムだか
説明会だかが開催され、
ネット上で物議をかもしています。
 
専門家と呼ばれる人が
質問に対する回答の中で、
ごく初歩的なことも知らないことが
暴露された、ということと
ポロリと、実は、「地下最終処分場」計画を
進めている、というのが真相なのであると
喋ってしまったようです。
 
事の真相は知りませんが、
ネット上で、チラチラと
 
「地下に埋めれば問題ない」
 
という権威ある方々の発言、書き込みが
ちらついています。
 
 
シベリアの場合、衛星写真で確認できますが
危険度の高い廃棄物を収めた容器が、
大地にゴロンと転がっています。
一応、地面の上に容器を設置し、その上には
建屋があって、「屋根付き」にはなっていますが、
工事が間に合わないのか、野ざらしになっている
ものも見られます。
 
フィンランドは、地下深くに最終処分場をつくり
TVにもその映像を流しています。
 
 
米国では、政府がバテルメモリアル研究所に
地下封じ込めの研究を委託し、地下水脈の調査、
地下水脈を通じて、放射性物質や、硝酸性窒素の
汚染が拡散する実態調査、更には、大容量電流を
地下に流して地下水脈ごとガラス化してしまう実験などなど
巨大プロジェクトを実施した旨、以前に紹介しました。
 
ガラス化したあと、どうなるのか、発表されたのか
どうかは知りません。 
 
 
地下に埋める、といっても、
地下水は流れています。
岩の中を水は流れるのです。
 
実際に、地下に川や湖ができていることも
ありますが、岩は、分子レベルでみれば
孔だらけであり、水が通っていきます。
 
たとえば、グラナイト(黒御影石)という
半導体産業や、精密加工分野で使われる
石があります。1億年かけて、じっくり成型
されているので、経時変化しないのです。
鋼鉄の板をつくって、そのうえに重い装置を
置いて、1年間、スロー撮影したら、鉄は
グニャグニャに動きますが、グラナイトは
微動だにしません。他にも磁性がないとか
いくつか特性があるのですが、気孔率の高さも
その特徴です。 インド産の典型的なものは
45%、つまり、見た目は、石にみえるのですが
体積の45%は、「隙間」なのです。
 
実際、水をこぼしてみると、見る見る、吸い込んでいきます。
 
こういうのは極端ですし、水を通しにくい岩層とか
いろいろあるのですが、基本的に、鉱物は水を通します。
 
 
多少の深さでは、封じ込めたことにはならず
むしろ、地下水脈を通じて汚染が拡散すると
飲料水や農業用水の水源が汚染され、
また、土壌汚染が拡大し、かえって
やっかいなことになります。
 
もっと深いところに埋めればいい、
こういう考え方はあります。
 
私自身が、かつてフィージビリティースタディーの
担当をさせられたのは
水深500mの海底に封印する
というプロジェクトでした。
 
もっと深いところに穴を掘る
油田を掘った後に埋める
いくつもプランはあります。
 
 
ただ、大地は動くのです。
 
褶曲もします。
 
 
何をやったところで、
放射性物質が放射線を
放出する寿命の長さで
ものをみれば、大地は
「動きまくり」
「捻じれまくる」
のです。
 
ガラス化しても、応力がかかれば、
ガラスは一発でひび割れ、スカスカ
水を通してしまいます。
 
地下に埋めれば大丈夫
というのは、埋めた時点から
その人自身がお墓に入るまでは
問題が露見しないかもしれない
という意味に過ぎません。
 
 
少なくとも、地下に原発をつくる
といっておいて、結局は、最終処分場に
してしまう、その程度の深さなら、
全く、封印したことにならないでしょう。
わざわざ地下水脈の水源に汚染物質を
置くようなものです。
 
また、ほんとに地下に原発をつくって
事故が起こったら、目もあてられません。
ある程度の漏れが発生した場合、
地上のように、大気に漏れ出る、
ということが起こりにくいわけです。
それを、「たとえ事故が起こっても地下なら
安全」と言ってるわけですが。
ほんとに事故が起こると、密閉度が高い
空間に高濃度の汚染が滞留し、
作業員が入ることができなくなるかもしれません。
あとは、祈るしかない、ということになります。
いや、ロボットを使えばいい、、、
どこまでいっても、対策は考えるものですが、
最初から、危険なことはやらなければいいのです。
 
 
 
 

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