藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHP(リンクをお願いします)をご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。

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2009年11月19日

  

免疫

60歳以上は、新型インフルに免疫がある、、、
こういう話がよく報道されています。
 
はしかのワクチン、これは生ワクチンといって
実際にはしかのウイルスに感染させるタイプの
もので、インフルワクチンのような感染力を叩いた
不活化ワクチンと異なり、感染防止効果は高いものです。
というか、生ワクチン以外で、そう滅多に感染防止効果を
発揮するワクチンはつくれません。
 
このはしかの生ワクチンでさえ、時間が経つと効果が
怪しくなってくるのです。 
 
種痘に用いられたワクチニアウイルスの場合は、
生涯、体内にウイルスが存在し続け、活動し続けますから、
天然痘を発症する痘瘡ウイルスの感染を干渉し続けますが、
インフルエンザウイルスは、体内に残りません。
60歳になって、大昔、感染したインフルエンザのあるタイプの
ものに特定した、強力な防御体制を維持している
という事はありえないでしょう。
あくまで、分析すれば、ウイルスの抗原物質に
反応するレベルが高い、というだけのことで、
総合力として、感染防止システムが有効に作動する
ということを意味しているのではありません。
60年も、常に高い警戒レベルを維持したら、
疲れてしまいます。
 
居るべき場所でないところに、大量のウイルスの存在を
示すウイルス特有の構造体反応、危険なウイルスが居るか
居ないかではなく(体内には、常時、危険なウイルスが大量に
存在し続けています)、今、居てはいけないところに、活発に
活動するウイルス集団が存在し、危険な兆候である、
そういう警戒レベルをアップする状況があって、初めて
免疫系は動員がかかっていくのです。
 

どの抗原に反応するとかしないとか、そんなことはマイナーな
問題なのです。 まず、基礎的な免疫力、どんな病原体であっても
排除できるパワーが重要なのです。 インフルエンザは感染後2日間で
もう人に染してしまうのですから、昔の記憶なんかあってもなくても、
どうせ、獲得免疫の動員は間に合いません。 

 
そもそも、体力が落ちたら、免疫力は全体的に低下します。
抗体なんか、ウイルス感染防止には補助的な役割しか果たさないのですが、
そもそも、抗体を大量に作り出すには、「体力」がいるのです。
ワクチンうったら、抗体が沢山できるのではありません。
 
ワクチンうつ予算があったら、お年寄りのみなさんに、どうやって
暖かい美味しいものを食べていただくか、健やかに過ごしていただくか、
そのためのスタッフを揃える予算をどうするか、枝葉の抗原抗体反応
云々よりも、もっと基礎的で、中心的な基本免疫力をアップすることが
パンデミック発生防止の決め手です。

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